夏炉冬扇(かろとうせん)

という言葉を
耳にした事があると思いますが、

 

夏炉冬扇とは
意味はどのようになってるのでしょうか?

 

なので今回は

夏炉冬扇とはどんな意味

についてまとめてみました。

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夏炉冬扇とは意味はどうなってるのか?

それで夏炉冬扇とは
意味はどうなっているのかと言えば

 

時期はずれで役に立たない物事

という意味が存在しています。

 

夏炉冬扇の「夏炉」とは

夏炉の意味や読み方 季語はどうなってる?

でも紹介していますが、

 

夏の炉つまり現在で言うところの

暖炉とかこたつ、ストーブみたいな
寒い時に使用するものを夏に使う

という意味になります。

 

そして夏炉冬扇の「冬扇」とは

冬の扇

という意味を持っていて、

 

扇は現在で言う
うちわのようなものになっています。

 

うちわの使い方と言えば

暑い時にあおいで風を起こし涼む

というものですが、

 

冬扇というのはまさに
冬に使われるうちわという事です。

 

なので、

夏にこたつやストーブを使ったり
冬にうちわを使っても役に立たないのと同じように、

 

時期が外れた役に立たない物事を

夏炉冬扇

と呼んでいるのです。

 

また、
夏炉冬扇は他にも

時期を過ぎてしまって
不要なものとされてしまった物事

に対しても用いられています。

 

そして、

夏炉冬扇という言葉の由来は
どこから来ているのかと言えば

 

『論衡』という書物に

 

益無き能を作し、
補う無きの説を納るるは、夏を以て炉を進め、
冬を以て扇を奏むるなり

(役に立たない才能を振りかざし、
役に立たない意見を君主に提出するのは、
夏に囲炉裏をすすめ、冬に扇を差し出すことと同じだ)

 

と書かれてた事に由来するとされます。

 

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夏炉冬扇とは使い方はどうなってるのか?

それで夏炉冬扇とは
使い方はどのようにされるのか?

と言えば、

 

基本的には

時期が外れて役に立たないもの

という意味で使われています。

 

例えば、

 

有効期限が切れた後の割引券も
今となっては夏炉冬扇だ。

せっかくとったチケットも
恋人と別れた後だと夏炉冬扇だ

 

といった感じです。

 

他にも

時期を過ぎてしまって
今となっては役に立たなくなった人

という意味でもつかわれており、

 

彼は上司から信頼されてたにも関わらず
今や夏炉冬扇のごとく切り捨てられた。

といった風に使われてもいます。

 

さらに、
時期外れという意味を含まずに

「役に立たない、却って邪魔」

という意味で使うのは間違いです。

 

例えば

使わない英語辞典なんて夏炉冬扇だ

といった感じの使い方は
間違いとなっています。

 

似たような意味だと
六日の菖蒲という言葉も存在してます↓

六日の菖蒲の意味や由来などはどうなってる?

 

夏炉冬扇とは意味はどうなるまとめ

夏炉冬扇の意味については

時期はずれで役に立たない物事

となっています。

 

なので、

物を使うときは時期が外れないように
注意をしていかないといけませんね。

 

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