桜梅桃李(おうばいとうり)

という言葉を
耳にしたことがあると思いますが、

 

桜梅桃李の意味は
どのようになっているのでしょうか?

 

なので今回は

桜梅桃李の意味

についてをまとめてみました。

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桜梅桃李の意味はこうなる?

桜梅桃李は

桜、梅、桃、李(すもも)

という意味を持っていまして、

 

それが転じて

それぞれが独自の美しい花を咲かせること

という意味になりました。

 

桜も梅も桃も李(すもも)も
同じバラ科の仲間の植物ですが

それぞれが違った美しい花を咲かせますので、

 

それと同じように

他人と自分を比べたり
他人と同じになったりする必要はなく、

 

自分にしかない個性を磨いたり
長所を伸ばしていくといい

という意味で使われています。

 

花を使った言葉であることや
それぞれが独自の美しい花を咲かせること、

更には自分の個性を磨くという意味で
使用されることがあることを考えると、

 

SMAPの歌として有名な

世界で一つだけの花

を思わせるような言葉だと思いますね。

 

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桜梅桃李の由来は?

桜梅桃李の由来は
どこから来ているのかと言えば

 

13世紀前半の人である

伊賀守橘成季

によって作られた世俗説話集の

 

古今著聞集

の「草木」の項に

 

春は桜梅桃李の花あり、秋は紅蘭紫菊の花あり、
皆これ錦繍の色、酷烈の匂なり

とあるのが語源とされます。

 

そしてそれ以外にも
鎌倉時代の宗教家である日蓮が

 

桜梅桃李の己が位、
己が体を改めずして無作の三身と開覚す

と述べたという話もあります。

 

さらには

「桃李」という言葉は
中国の司馬遷の「史記」に

 

桃李不言 下自成蹊

(桃李はものは言わざれども自ずからこみちを成す)

 

という言葉で登場しています。

 

桃李不言 下自成蹊の意味は

 

桃や李は自分からは物を言わないけど

花を咲かせ実を結ぶとそれに魅了されて
人が集まりその下には小道ができる

 

となっています。

 

なので中国でも
桃李という言葉を使ったものはあるものの

桜梅桃李

とは意味が違っていますね。

 

 

桜梅桃李の類語は?

桜梅桃李の類語には
どのような言葉があるのかと言えば

 

紅蘭紫菊(こうらんしぎく)

という言葉が類語とされてます。

 

紅蘭紫菊の意味は

紅い蘭と紫の菊で秋の代表的な花

となっていますが、

 

桜梅桃李と同様に

古今著聞集

似て用いられてる言葉なので
類語として扱われています。

 

 

桜梅桃李の意味まとめ

桜梅桃李の意味は

桜、梅、桃、李(すもも)

となっていまして、

 

それが転じて

それぞれが独自の美しい花を咲かせること

という意味になっています。

 

なので、

他人と自分を比べたりせずに
自分の美しい花を咲かせるよう努力していきましょう。

 

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