年末の夜になると
除夜の鐘
が鳴りますけども、
除夜の鐘の「除夜」の意味は
どのようになっているのでしょうか?
なので今回は
除夜の意味や由来
についてをまとめてみました。
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除夜の意味はどうなっている?
まず除夜の意味は
1.1年の最後の夜
2.大晦日の夜
3.年取り,年越し
となっています。
大晦日の夜に行われる
除夜の鐘の「除夜」には
年末の夜と言う意味がそのままあります。
除夜の由来はどうなってる?
そして除夜の由来は
どこから来てるのかにつきましては、
除夜という言葉は
除日(じょじつ)の夜
という意味も存在していて、
大晦日の夜は
旧い年と新しい年が入れ替わる夜なので
「旧年」を除き去る
という意味から「除日」と言われるようになり、
そんな旧年を除き去る除日の夜だから
大晦日の夜は
除夜
と呼ばれるようになったのです。
ちなみに除夜は
旧年を除き去るための夜ですので、
生まれた土地を領有・守護する神の
産土神(うぶすながみ)
を祀る神社に詣でて
新しい年神様を迎えるために籠り、
一晩中起きている
というのが本来の姿でしたが、
それが徐々に簡略化されて
除夜の夜に神社に詣でたり
元日の未明に神社に参拝する
といった習慣へと変化していきました。
普通の人が夜通し起きているのは大変でしょうから
簡略化されて現在に至るようになった
と言われています。
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除夜の鐘の由来とは?
そして大晦日の夜には
除夜の鐘を鳴らしますけども、
どうして除夜の鐘を鳴らすのかと言えば
除夜の鐘を鳴らして108の煩悩を除く
という意味が込められています。
ちなみに
煩悩の数が108だと言われてる由来は
人間の六根(ろっこん)と呼ばれる感覚器の
眼・耳・鼻・舌・身・意の六つにそれぞれ
好・平・悪の三つの状態があって
それが程度によって染・浄の二つに細分され
これらが過去・現在・未来にそれぞれ有るから108
と言われています。
具体的にいえば
六根:6
1の好・平・悪三種:6 × 3 = 18
2の染・浄二種:6 × 3 × 2 = 36
3の過去・現在・未来:6 × 3 × 2 × 3 = 108
ということです。
その他にも
1年を表す月の数の12、二十四節気の数の24、
七十二候の数の72を足した数が108だから
四苦八苦を取り払うということで、
4×9(四苦)+8×9(八苦)=108だから
等の説もあります。
除夜の意味や由来まとめ
除夜の意味については
1.1年の最後の夜
2.大晦日の夜
3.年取り,年越し
となっていまして、
「旧年」を除き去る
という意味から除日と言われるようになり
その夜だから「除夜」と言われるようになった
というのが由来です。
そしてそんな除夜は
神様を祀るという意味もあり
正月は神事だったのだというのが改めて感じられます。
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