月を表す言葉として

有明の月(ありあけのつき)

という言葉を用いますが、

 

有明の月とは
どんな意味の言葉になるのでしょうか?

 

なので今回は

有明の月の意味

についてまとめてみました。

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有明の月の意味はどうなってるのか?

有明の月とは
どんな意味なのかと言いますと、

 

夜が明けても
なお空に残っている月

という意味を持っていて、

 

陰暦の16日以後
特に20日を過ぎてからの月をそう言います。

 

 

上記の動画で
有明の月を見ることができますが、

 

夜が明けて
明るくなりかけてる空に

月が昇ってるのが確認できます。

 

そして有明というのは

明け方

という意味であり、

 

有明の月というのは

明け方に上ってる月

というまんまな意味になります。

 

また、
有明の月ということで

夜が(明)けても(月)がまだ(有)る

という意味にも見えてきます。

 

月というと
夜にあるのが当たり前ですが、

 

時々空を見ると
昼間に月が昇ってるのを見ますし、

 

夜が明けて朝を迎えても
まだ月が昇っていたとしても

おかしくはないかなと思います。

 

ちなみに、
昼に月が見える理由としては

 

月は太陽からの光を反射して
光って見えていて、

昼間でも月が見えるのは
かき消されない量の光を反射してるから

 

ということになります。

 

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有明の月は古典にもあるけど意味は?

有明の月という言葉は
古典においても

 

万葉集の第十巻-2300において

九月之 在明能月夜 有乍毛 君之来座者 吾将戀八方

 

読み

九月(ながつき)の、有明(ありあけ)の月夜(つくよ)、
ありつつも、君が来(き)まさば、我(あ)れ恋(こ)ひめやも

 

なんて有明の月に関連した文章が
載っているのですが、

 

上記の古典に載ってる
文章の意味としましては、

 

九月の有明(ありあけ)の月夜(つくよ)のように、
このようにいつもあなたが来てくだされば、

私は恋焦がれたりすることはないでしょうに。

 

という意味となっています。

 

要するに恋愛に関する
文章ということであり、

恋の相手が来てくれることを
9月の有明の月に例えたということですね。

 

もしかしたら

有明つまり夜明けごろに
相手が来ることを望んでるのかも知れませんが。

 

 

有明の月の意味まとめ

有明の月の意味としては

夜が明けても
なお空に残っている月

となっており、

 

陰暦の16日以後
特に20日を過ぎてからの月を

有明の月と呼んでいます。

 

とはいえ、

現在の暦の新暦と旧暦では
日付にずれが存在してますので、

 

例え16日以降の明け方に
空を見上げたとしても、

必ず有明の月が見えるとは
保障することができないと思いますが。

 

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