日本に生息してる動物の中でも
猪(いのしし)
は馴染みが深いと思いますが、
そんな猪の意味や
名前の由来はどこから来てるのでしょうか?
なので今回は
猪の意味や由来
についてをまとめてみました。
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猪の意味はどうなってる
猪というのは
体長約1.4メートル程で首が短く
背面に黒褐色の剛毛があり、雄は犬歯が発達している
という特徴を持つ
偶蹄(ぐうてい)目イノシシ科の哺乳類
の動物のことを意味しています。
豚と猪はよく似ていますが
それは豚が野生の猪を品種改良して
家畜化した動物だからです。
夜行性で雑食の動物で
方向転換は出来ず突進してくることから
猪突猛進
猪武者
なんて言葉まであるのが特徴です。
(猪突猛進の意味についてはこちら↓
さらに猪武者の意味についてはこちら↓
猪の由来はどこから来ている?
猪(いのしし)という名前の由来は
一体どこから来ているのかといえば
古い大和言葉だと猪は
ヰ(イ,ゐ)
と呼ばれていました。
この「ヰ(イ,ゐ)」というのは
猪の鳴き声「ウィ」からとられたとされています。
そして「しし」といえばなんとなく
ライオンの漢語が思い浮かぶと思いますが
「しし」というのは古い大和言葉だと
肉もしくは肉を食用にできる動物
という意味を持っていました。
日本でいうところだと
猪や鹿が肉を食用にできる動物です。
なので、
「ウィ」と鳴く肉を食用にできる動物
という意味を込めて
ゐのしし(猪)
と呼ぶようになったのが由来です。
ちなみに、
鹿は猪と区別をつけるために
「かのしし」と呼ばれていました。
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猪が牡丹と呼ばれる由来とは?
猪には
山鯨(やまくじら)、牡丹
といった別名がありますが、
山鯨と呼ばれているのは
猪の肉の触感が鯨と似ているから
というのが由来となっていますが、
何故猪の別名として
「牡丹」が使われているのでしょうか?
猪が牡丹と呼ばれてる由来は
様々な諸説がありますが、
仏教が伝来して以来日本では
肉を食べるのが一般的ではありませんでしたし
奈良時代には肉食禁止の詔が出されました。
しかし、
人がまったく肉を食べなかったかといえば
決してそういうわけではなく、
役人に目をつけられないよう隠れて食べてました。
なので、
食肉で罰せられないように
動物の肉を植物の名前で呼んでいた
と言われています。
そして猪の肉は
牡丹の花のように赤いし、
牡丹鍋として牡丹の花のように盛り付けると
とってもきれいな色をすることから
猪=牡丹
と呼ばれるようになったとされます。
また、
花札の6月の役札には
牡丹の花に猪が書かれていて
花札の絵柄から
猪=牡丹
と関連付けられて
猪を牡丹と呼ぶようになったともいわれます。
まぁこれは実際に花札で牡丹と共に描かれてるのは
猪ではなく蝶ですので、
信憑性は正直低いかと思いますが。
花札についてはこちらも↓
猪の意味や由来まとめ
猪の意味については
偶蹄(ぐうてい)目イノシシ科の哺乳類
の動物のことであり、
猪という名前の由来は
「ウィ」と鳴く肉を食用にできる動物(ゐのしし)
が由来になったとされます。
ジビエ等で馴染みの深い動物である
猪となっていますけども、
食用にできる動物が由来になってる等
昔から食べられてきているのだと思います。
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