松ぼっくり
を松の木がつけますが、
松ぼっくりの「ぼっくり」の意味や由来は
どこからきてるのか気になってると思います。
なので今回は
松ぼっくりの意味や由来
についてをまとめてみました。
松ぼっくりの意味は?
松ぼっくりの「ぼっくり」には
どんな意味があるのかと言えば
松陰嚢(まつふぐり)
という言葉が転じた語なのです。
陰嚢(ふぐり)というのは
睾丸・精巣
を意味する言葉で、
松ぼっくりの形が似ていたことから
松陰嚢と呼ばれるようになり、
それが
「松ほぐり」→「松ぼくり」→「松ぼっくり」
と変化したのです。
松ぼっくりという名称や
松の木に実をつけるように付くから
「栗」にかかってるのかと思ってましたが、
意外なところから名称の由来が
来ているものだと思いますね。
実際に似ているかと言われたら
かさの部分が開いて落ちてる状態だと
似ているとは思えませんが。
かさの部分が閉じている状態で
松の木になってる松ぼっくりは
2つ並んでついてるのをよく見るので
似ていると思ったのかもしれないです。
そして松ぼっくりの
鱗片のひとつひとつの隙間には
種子が入っていますので、
ある意味似たような役割を
持っていると言えるかと思います。
松ぼっくりの由来についてさらに調べると
松ぼっくりという名称の由来は
松陰嚢(まつふぐり)
が転じた言葉からですが、
ふぐりの語源については
ふくろ(袋・嚢)
から来ているという説があります。
袋に包まれているような状態ですから
それにちなんだ形で
そんな名称がつけられたのでしょう。
そして松ぼっくりは
松が裸子植物で果実を作らないから
むき出しになってる種子が
飛散しないようにとどめておくものです。
だからある意味
種が袋に包まれているのと
同じような状態になると思いますし、
松ぼっくりは
松の種子が入ってる袋
という意味でも解釈できそうです。
ちなみに
陰嚢を「ふぐり」と読む場合は
松ぼっくりの意味もあります。
松ぼっくりの意味や由来まとめ
松ぼっくりの意味や由来は
松陰嚢(まつふぐり)
という言葉が
「松ほぐり」→「松ぼくり」→「松ぼっくり」
と転じたことにより
付けられたことから来ています。
てっきり栗のように松が実をつけるから
松ぼっくりなのかと思っていたら
意外なところから由来が来てました。
それにしても
松の木になっている松ぼっくりを見て
そんな名前を付けることから
昔の人は結構発想が
富んでいたのではないかと思います。
とはいえ
松ぼっくりは中に種子が入ってるから
ある意味間違ってはないのかもしれません。