日本で販売されている飲み物の中でも
カルピス
はとても人気が高い飲み物ですが、
カルピスの意味や由来は
一体どこからきているのでしょうか?
なので今回は
カルピスの意味や由来
についてをまとめてみました。
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カルピスの意味はこのようになってる?
カルピスの意味はどのようになってるのかというと
まずカルピスの「カル」の部分は
牛乳などに含まれている
カルシウム
の意味が含まれています。
カルピス自体が
乳酸菌飲料となっていますので、
カルシウムから由来が来ているということです。
そしてカルピスの「ピス」の意味は
サンスクリット語の「サルピス」
が由来になっています。
サルピスというのは
一体何なのかと言いますと、
仏教においては
五味(ごみ)
と呼ばれる牛乳を生成する過程の
5段階の味が存在していて、
乳味
酪味
生酥味
熟酥味
醍醐味
の5段階となっています。
そしてこの中の
熟酥(じゅくそ)味のサンスクリット語が
「サルピス」となっています。
ちなみに、
5段階のうち醍醐味が五味で最高位にあたり
熟酥味がその次位になります。
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カルピスの由来はこのようになってる?
そして「カルピス」という名前が
付けられた由来としましては、
1916(大正5)年に、乳酸菌で発酵させた
クリームを商品化した「醍醐味」を発売して
そこからさらに
「醍醐味」の製造過程で残った
脱脂乳を乳酸菌で発酵させた「醍醐素」を発売しました。
そして
「醍醐素」を改良して
おいしく体に良い飲み物として開発したのが
カルピスです。
なので、
カルピスの元になってる醍醐素の「醍醐」は
サンスクリット語だと
サルピルマンダ
と呼ぶため
カルピスの名称も当初は
「サルピル」や「カルピル」といった案もありました。
音声学の権威・山田耕筰氏に相談し
響きの良さを重視した結果、
醍醐の次位である「熟酥味(サルピス)」から取って
カルピスとなったのです。
カルピスの意味は海外だとこうなってしまう?
そんなカルピスは海外においては
CALPICO(カルピコ)
という名称で認知されています。
なぜ海外におけるカルピスが
カルピコとなっているのかと言いますと、
カルピスは英語では
Cowpiss(カウピス)
と聞こえていて、
英語を分解すると
「Cow(牛)」+「Piss(おしっこ)」
で牛のおしっこという意味になってしまいます。
飲み物として販売するには
正直汚い名前だと思いますので
アメリカやカナダといった海外においてカルピスは
CALPICO(カルピコ)
という名前で販売されているのです。
ちなみにポカリスエットも
この話と混同されてたりします↓
カルピスの意味や由来まとめ
カルピスの意味は
カルシウムのカル+サルピスのピス
から付けられていました。
それにしても
カルピスという言葉が海外では
牛のおしっこに聞こえるというのは
乳酸菌飲料のカルピスにとっては
とても皮肉になるのではないかと思います。
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