あけぼの
という言葉を清少納言の「枕草子」
等で見た覚えはあるかと思いますが、
あけぼのの意味は
どのようになっているのでしょうか?
なので今回は
あけぼのの意味や由来
についてまとめてみました。
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あけぼのの意味はこのようになっている?
それであけぼの(曙)の意味は
どのようになっているのかと言いますと、
1.太陽の登る明け方のこと
2.夜空がほのかに明るんでくる頃
3.東の空が明けはじめてほのかに白い状態の頃
4.新しく事態が展開しようとする時
といった意味が存在しています。
夜空が明けはじめてほのかに明るんでくることで
ほのかに白い状態になる頃のことで
夜が明ける頃の「暁(あかつき)」の終わり頃から
日の出前の明るくなる頃の「朝ぼらけ」の少し前
くらいの時間帯になります。
そしてあけぼの自体が
夜が明けはじめている頃を意味してますので
夜があけはじめるということで
新しく事態が展開する
という意味につながっているのでしょう。
暁の意味についてはこちらも参照ください↓
春はあけぼのの意味はこうなってる?
清少納言の「枕草子」において
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、
少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる
という文章がありますけども、
この文章の意味は
どのようになっているのかと言いますと、
「春はあけぼの」という部分は
春は夜がほのぼのと明けようとする頃がいい
という意味になっていまして、
他の部分も現代語に訳すと
日が昇るにつれて
だんだんと白くなっていく山際が
少し明るくなってきて
紫がかっている雲が
横に細長く引いている様子がいい
という内容になっています。
つまり「春はあけぼの」から続く文章は
春はあけぼのの時間帯が一番いい
という意味の内容になっているということですね。
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あけぼのの由来はどこから来ている?
そして「あけぼの」の由来はどこから来てるかといえば
「あけ(明)」と「ほの(ぼの)」の語構成
とされていまして、
「ほの」というのは「ほのぼの」や「ほのか」
といった言葉と同じ意味の言葉なのです。
なので
夜が明け始めて東の空が
ほのかに明るくなってきた状態のことを
あけぼの
と呼ぶようになっているのです。
ちなみに漢字の「曙」は
「日+音符署(しょ)」
となっているのですが、
この「署」には原義の
「文書を集めておく役所」
という意味は存在せず、
「曙」は日光が明るくなることを
意味している会意文字となっています。
あけぼのの意味はまとめ
あけぼのの意味はどうなってるかといえば
1.太陽の登る明け方のこと
2.夜空がほのかに明るんでくる頃
3.東の空が明けはじめてほのかに白い状態の頃
4.新しく事態が展開しようとする時
といった意味になっています。
こうしてみると「暁」もそうですが
夜明け前にも色々な呼び方が
存在しているのだなと思いますね。
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