風薫る(かぜかおる)

という言葉を
目にする機会があったと思いますが、

 

風薫るの意味は
どのようになっているのでしょうか?

 

なので今回は

風薫るの意味

についてまとめてみました。

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風薫るの意味はどうなるのか?

風薫るの意味は
どのようになってるのかと言えば

 

初夏の若葉の中を
風がさわやかに吹き渡ってくる

という意味が存在しています。

 

「薫る」という言葉の意味には

いいにおいがする、芳香を放つ

という意味が存在しますので、

 

若葉の中を吹き渡ってくるさわやかな風が
若葉のにおいを運んでくる

という意味になります。

 

「風薫る」という言葉は元々、

漢語の「薫風」

という言葉が元となってるのですが、

 

そんな薫風を訓読みして和語化したものが

風薫る

となっているのです。

 

そして、
風薫るという言葉の意味についても元は

花の香りを運んでくる春の風

という意味でつかわれてたのですが、

 

それが時代の変化とともに

青葉若葉を吹きわたる
さわかやかな初夏の風

という意味に変化していきました。

 

確かに、

「風薫る」および「薫風」という言葉には
青葉や若葉といった言葉は入ってませんし、

 

「風に乗って香りを運んでくる」

という意味にしても

 

若葉よりも
花の香りを運ぶという意味で使う方が

ピッタリな気がしてきます。

 

でも、

上記のように風薫るの意味が
変化していってるのを考えると、

 

花のいい香りよりも
若葉の青臭い香りの方が

昔の人にとっては印象強かったのかもしれないです。

 

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風薫るは季語だといつ使う?

それで風薫るは季語として
いつ頃使う言葉なのかと言えば

 

風薫るの意味自体が

初夏の若葉の中を
風がさわやかに吹き渡ってくる

という意味になってますので、

 

初夏の時期にあたるとされる

5月頃

に使うとよろしいでしょう。

 

新緑とは意味はどうなっていていつからいつまで?

という記事でも解説してるように、

 

5月の5.6日頃からは

立夏(りっか)

と呼ばれる時期になり、

 

旧暦では立夏から
夏がスタートするとされてますので、

 

立夏のが始まる5月頃が
初夏の時期ということになり、

風薫るという言葉を使うのも
5月頃からという事になるのです。

 

 

風薫るの意味まとめ

風薫るの意味としては

初夏の若葉の中を
風がさわやかに吹き渡ってくる

という意味になっています。

 

元々は

風が花の香りを運んでくるという事で
春の言葉として使われてましたが、

 

現在では若葉の香りを運ぶという意味で
風薫ると使われてるのを見ると、

 

言葉の使い方が変化していってるのも
なんだか不思議な感じがしてきますね。

 

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