猿に烏帽子(さるにえぼし)

ということわざを
最近耳にしたと思いますが、

 

猿に烏帽子とは
どんな意味のことわざなのでしょうか?

 

なので今回は

猿に烏帽子の意味

についてまとめてみました。

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猿に烏帽子の意味はこうなっている?

それで猿に烏帽子とは
どんな意味のことわざかと言いますと、

 

1.人柄に相応しくない服装や言動のたとえ

2.外見だけ取り繕って中身が無い事

 

という意味が存在してます。

 

「烏帽子」というのは

昔の成人した男性が
礼服を着るときに被っていた帽子

となっています。

 

礼服というのは
冠婚葬祭といった改まった場所で着ますので、

烏帽子というのも
改まった服装の一つという事です。

 

だけど、

猿がそんな烏帽子を身につけても
立派に見えるどころか似合わないですし、

 

猿に烏帽子をかぶせて
立派な外見に着飾ったとしても、

猿は猿のままとなっています。

 

なので

猿が烏帽子をかぶっても似合わなかったり
猿のまま何も変わらないことから転じて

 

人柄にふさわしくない服装や言動、
外面だけ取り繕って中身が無い事を例えて

 

猿に烏帽子

と呼ぶようになったのです。

 

例えば、

筋骨隆々の大男がお坊さんの格好をしても
それはふさわしい服装とは言えませんし、

 

料理が下手な人が一流シェフの格好をしても
中身が伴っていないと言えます。

 

そんな状況にこそ

猿に烏帽子

という言葉は使う事が出来るでしょう。

 

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猿に烏帽子と猫に小判の違いとは?

猿に烏帽子という言葉を見ると

 

・猫に小判

・豚に真珠

 

といったことわざを
思い浮かべるかと思いますが、

 

猿に烏帽子とは
猫に小判や豚に真珠とどう違うか?

と言いますと、

 

猫に小判や豚に真珠ということわざは

 

価値が分からないものに
貴重なものを与えても無駄なこと

何の役にも立たないこと

 

といった意味が存在しており、

 

1.人柄に相応しくない服装や言動のたとえ

2.外見だけ取り繕って中身が無い事

 

という意味を持っている
猿に烏帽子とは異なる意味のことわざです。

 

(詳しくはこちらを参照↓

猫に小判の意味はどうなってるか改めて確認

豚に真珠の意味は 猫に小判との違いは?)

 

豚に真珠は

豚に真珠は似合ってない

という意味でつかわれる事がありますが、

 

これは正しい使い方とは言えないので

猿に烏帽子

を使った方がいいかなと思います。

 

 

猿に烏帽子の意味まとめ

猿に烏帽子の意味に関しては

 

1.人柄に相応しくない服装や言動のたとえ

2.外見だけ取り繕って中身が無い事

 

という意味になってます。

 

世の中には

見た目だけ取り繕って中身が無い

みたいな言い方がされる事がありますが、

 

そういう時にこそ

猿に烏帽子

という言葉は似合うのかもしれないです。

 

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