似たような名前のお祭りとして
神嘗祭(かんなめさい)
新嘗祭(にいなめさい)
の2つが存在していますが、
神嘗祭と新嘗祭の違いは
どのようになっているのでしょうか?
なので今回は
神嘗祭と新嘗祭の違い
についてをまとめてみました。
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神嘗祭とはどのような祭りなのか?
まず神嘗祭(かんなめさい)とは
どのような祭りなのかと言えば
10月17日
に宮中と伊勢神宮で行われる祭りとなっていて、
「神嘗」は、「神の饗(あえ)」つまり
「神を食べ物でもてなす」という意味が変化した
とされています。
神嘗祭では
その年の初穂つまり初めて収穫された稲穂を
天照大御神(あまてらすおおみかみ)に奉納する儀式を
宮中と天照大御神を祀ってる
伊勢神宮で行うわけなのです。
そして神嘗祭は
神宮の正月
ともいわれ神嘗祭を機に
御装束・祭器具が一新されます。
ちなみに神嘗祭の由来は
日本神話で天照大神が
高天原にて初穂を食されたこと
が始まりだとされています。
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新嘗祭とはどのような祭りなのか?
新嘗祭(にいなめさい)は
11月23日に宮中で行われる祭りです。
新嘗祭では
日本各地の神に稲・麦・粟・大豆・小豆といった
五穀つまり穀物全般の新穀をもてなし
また天皇陛下自らもその五穀を食して
収穫に感謝するという催しが行われます。
新嘗祭は
記録では飛鳥時代の
皇極天皇の時代から行われてきた
と言われている古き風習で
一時中断されていた時期もありましたが
元禄時代に再開され
現在では宮中でもっとも大切なお祭りとなってます。
神嘗祭と新嘗祭の違いとは?
ここで神嘗祭と新嘗祭の違いについて
見てみる事にしますが、
まず神嘗祭と新嘗祭の違いには
行われる日付が存在していて
神嘗祭:10月17日
新嘗祭:11月23日
となっています。
その他にも
神嘗祭が上記のとおり
初穂つまり作物を神に供える
となっているのに対して
新嘗祭はと言えば
神に作物をお供えすると同時に
天皇自らも収獲物を食べる
となっています。
そして、
神嘗祭が宮中だけでなく
伊勢神宮で行われるのに対して、
新嘗祭は
宮中のみで行われる行事
となっています。
神嘗祭と新嘗祭の違いまとめ
神嘗祭と新嘗祭の違いについては
行われる日付
供えるだけか自らも食すか
行われる場所
に違いが存在しています。
とはいえどちらも
日本に古くから伝わっている
収穫を祝う行事となっていますし、
饗えつまり食べ物でもてなすという意味の
嘗
がどちらにも使われてる事から
神嘗祭も新嘗祭も
とても重要な行事だったのが伺えますね。
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