直会(なおらい)
という言葉を
最近耳にしたと思いますが、
直会とは
どんな意味があるのでしょうか?
なので今回は
直会とはどのような意味か?
についてまとめてみました。
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直会とはどんな意味なのか?
直会とは
どのような事なのかというと、
神祭り等の祭事が終わった後に
神饌(しんせん)と呼ばれる
日本の神社や神棚に供える供物を下げて
参加者でいただく宴会みたいな催しです。
直会で
神様へのお供え物を食べることは
神と共に食べる
という事を意味していて、
神霊へのお供え物を飲食する事によって、
神霊と人の結びつきを強くして
神霊の力をわけてもらうことで加護してもらう
という意味合いや、
忌みや斎戒を解き、
平常の生活に戻るための儀式
としての意味を持っています。
ちなみに斎戒とは
祭りのときに心身を清めて、
禁忌つまりタブーを守って行動を慎む事
という意味があり、
直会が終わったら
そんな禁忌が解かれて日常の生活に戻る
という事になります。
ちなみに直会の語源は
直り合い(なおりあい)
から来ているとされていて、
この場合の直るというのは
もとに戻る
という事を意味しています。
だから、
祭事を終えた後に直会を行うことで
斎戒による緊張状態を解いて
元に戻る=日常生活に戻る
という事になるのです。
他にも
神道の葬儀において、通夜祭や帰家祭の後に
お世話になった人に食事を用意する
という意味の言葉でもあります。
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直会とはこれの由来にもなっていた?
祭事が終わった後に参加者全員で
お供え物をいただく直会ですが、
じつはこの直会とは
おせち料理
の由来となっていたのです。
どういう事かと言いますと、
おせち料理は元々
農耕をつかさどる年神に対して
お節句料理
と呼ばれるお供えの料理を供えて、
その後お供えのお下がりである
「撤下撰(てっかせん)」
を家族みんなで食べる事でした。
つまり元々おせち料理は
神様のお供え物を下げて
みんなで共に食べる直会が由来
という事になります。
当たり前のように毎年
正月の時期になると食べてたおせちが
実は神様へのお供え物だった
というのを考えると
何とも意外な気がしてきます。
直会とはどんな意味なのかまとめ
直会とは
神祭り等の祭事が終わった後に
神饌(しんせん)と呼ばれる
日本の神社や神棚に供える供物を下げて
参加者でいただく宴会みたいな催し
を意味していて、
語源は
直り合い(なおりあい)=元に戻る
から来ているとされてます。
そしてそれが
実はおせち料理のルーツだった
というのはなんだか
意外な事実だと感じますし、
これからはおせち料理を食べるときは
神様への感謝は必要ですね。
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