氷雨(ひさめ)
というタイトルの曲が存在しますが、
氷雨とは
どんな意味を持ってるのでしょうか?
なので今回は
氷雨の意味
についてまとめてみました。
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氷雨の意味はどのようになっている?
それで氷雨とは
どんな意味の言葉になるのかと言いますと、
1.雹(ひょう)や霰(あられ)のこと
2.雹や霰をまじえる激しい雨。
3.晩秋・初冬の冷たい雨。また、みぞれ
という意味になっています。
雹や霰というと
氷の粒が空から降り注いできますので、
まさに氷の雨
と呼ぶのにふさわしいかと思います。
ちなみに
雹と霰の違いについて軽く触れると、
気象学だと
雹(ひょう):氷の粒の直径が5mm以上のもの
霰(あられ):氷の粒の直径が5mm未満のもの
と定義していますので、
氷の粒が大きい方が雹で
氷の粒が小さい方が霰
という風に覚えておけばいいかと思います。
そして氷雨というのは
晩秋から初冬つまり
現在でいうところの11月前半頃
に降る雨を指していますが、
冬が近づいて
気温が低くなってきたときに降る雨は
とっても冷たくなりますし、
そんな冷たい雨を
まるで氷かのようにたとえたのでしょう。
まぁ
みぞれつまり
雨と雪が混ざって降る事も意味してるので、
雪が降り始める時期である
11月末~12月頃
を表してるというのもあるのでしょうけど。
(初冬つまり冬の初めも
今でいう冬の始まりの月である12月になりますし)
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氷雨の季語はこの時期に使われるものだった?
氷の雨と書いて
氷雨
となっている事から
冬の季語かと思われると思います。
実際のところは
冬の季語として使われる場合もありますが、
元々氷雨は夏の季語です。
なぜなら、
雹が降る原因は
積乱雲が多く発生することで、
積乱雲は夏季によく発生するので
雹や霰を意味する氷雨は
夏の季語として用い垂れています。
実際に
冬じゃないにもかかわらず
雹や霰が降ってる事ありますからね。
ただ、
地表付近の気温が高いと
地表に落ちるまでに
完全に融けてしまうので
大粒の雨になってしまいます。
だから、
本格的な夏の7月や8月前後よりも
5月~6月といった夏の初めころに
雹や霰は降る事が多いです。
しかし
「氷」とついてる事から
冬のイメージを持つ人が多いことから
晩秋や初冬の冷たい雨
として扱われるようになりました。
まぁ確かに氷の雨と言えば
雪か何かかと思いますし、
そうなっても不思議ではありませんが。
氷雨の意味まとめ
氷雨の意味に関しては
1.雹(ひょう)や霰(あられ)のこと
2.雹や霰をまじえる激しい雨。
3.晩秋・初冬の冷たい雨。また、みぞれ
といった意味になります。
元々は
夏の季語として
扱われてた言葉ですが、
冬の季語としても
現在では用いられるようになってます。
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