成人の日の時期に

初冠

なんて言葉を見たと思いますが、

 

初冠とは
どんな意味と読み方になるのでしょうか?

 

なので今回は

初冠の意味と読み方

についてまとめてみました。

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初冠の読み方ってどうなってるの?

まず初冠の読み方は
どのようになってるかと言いますと、

 

・初冠(ういこうぶり)

・初冠(ういかむり)

 

といった読み方になります。

 

初冠の「初」という字は

初(うい)

という風にも読みますし、

 

冠(かんむり)がなまったことによって

冠(こうぶり)

と読むようになってるのかなと思いますね。

 

 

初冠とはどんな意味があるのか?

それで初冠とは
どんな意味があるのかと言いますと、

 

元服つまり貴族社会の男子の成人式で

子供の髪型を成年男子の髪型にして、
初めて冠をかぶること

 

という意味になります。

 

昔の貴族における
男子の成人式となってる元服は

「元」は首(=頭)、「服」は着用

を表しているので、

 

頭に冠を着用する(付ける)

という意味で初冠となっているのです。

 

それにしても、

昔の成人の事を
元服と呼ぶのは知っていましたが、

 

元服の意味が

頭に冠を付ける(着用する)

という意味になってるというのが
何とも意外なように思います。

 

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初冠とはどんな感じになっているのか?

初冠こと元服は

奈良時代

から男子が成人になったとして
11歳~17歳の間に

 

大人の服に改めて、
子供の髪型から大人の髪を結い、

冠を着用する

 

という儀式が行われてました。

 

ただ武家の場合は成人の際
冠の代りに烏帽子が用いられていましたし、

 

江戸時代以降になれば

烏帽子も省略されて
月代(さかやき)を剃って前髪を落とすだけになりました。

 

よく時代劇などの髪型は

前髪の存在しない
ちょんまげスタイルな事が多いですが、

 

前髪をそっているあの髪形はまさに

成人した武士の証として
前髪を落としたという事になります。

 

更に、
成人をしたと同時に

幼名が改められ実名 (成人後の名前)を名乗る

という事が行われます。

 

昔の武家は幼名が名づけられてましたので

 

吉法師→織田信長

竹千代→徳川家康

 

となったように
成人した際に成人後の名前になるわけです。

 

 

初冠の意味とと読み方まとめ

初冠の意味は

 

元服つまり貴族社会の男子の成人式で

子供の髪型を成年男子の髪型にして、
初めて冠をかぶること

 

となっていて、

 

初冠の読み方は

 

・初冠(ういこうぶり)

・初冠(ういかむり)

 

となっています。

 

初冠は元服の別名となりますが
元服がまさか

成人した際に冠を被る事

という事から来ているというのが
何とも意外な感じがしてきますね。

 

まぁ現在では
そういう事もしなくなりましたが、

成人式などで
文化の名残があるように感じます。

 

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