季節の挨拶として

三伏のみぎり

という挨拶が存在しますが、

 

三伏のみぎりとは
どんな意味がある言葉なのでしょうか?

 

なので今回は

三伏のみぎりの意味

についてまとめてみました。

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三伏のみぎりの意味はどのようになってる?

それで三伏のみぎりとは
どんな意味の言葉かというと、

 

まず三伏という言葉には
どんな意味があるのかと言いますと、

 

夏の最も暑い時期

を意味する言葉になります。

 

どういう事かというと

 

・夏至の後の3回目の庚(かのえ)の日を初伏

・4回目の庚の日を中伏

・立秋後の最初の庚の日を末伏

 

としており、

この3つの日を合わせて三伏として
夏の最も暑い時期としています。

 

そして今年の場合だと

 

・初伏 2017年7月12日

・中伏 2017年7月22日

・末伏 2017年8月11日

 

が2017年の三伏つまり
夏の最も暑い時期となっています。

 

そして
みぎり(砌)という言葉の意味には

 

1.時節。とき。おり。ころ。

2.軒下や階下の、雨滴を受ける敷石や石畳のある所

3.庭

4.ものごとのとり行われるところ。場所

5.水ぎわ。水たまり。池。

 

といった意味があるのですが
三伏のみぎりの場合ですと

 

1.時節。とき。おり。ころ。

という意味でつかわれます。

 

ですので、
三伏のみぎりという言葉の意味も

夏の最も暑い時期、時節

を表す意味になっていて、

 

それに準ずる形の
挨拶となっているわけなのです。

 

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三伏のみぎりの意味はこんな側面もある?

庚の日とか言われても
よくわからないと思いますが、

 

昔の季節を表す際に用いられてた

陰陽五行説

においては

 

季節を

木火土金水

で表していて、

 

木=春

火=夏

土=土用

金=秋

水=冬

 

といった感じであらわしてました。

 

そして

陰陽五行説では
相性の悪い組み合わせがあり、

 

火は金を溶かす

という意味で

金(秋)は火(夏)と相性が悪い

とされています。

 

また、

「木・火・土・金・水」の五行を
更に分けることで

 

甲(きのえ)、乙(きのと)

丙(ひのえ)、丁(ひのと)

戊(つちのえ)、己(つちのと)

庚(かのえ)、辛(かのと)

壬(みずのえ)癸(みずのと)

 

の十干に分けられています。

 

そして

庚の日には金性があり
金性は秋をあらわす言葉でもあるので、

 

夏(火)が秋(金)を押さえ込む
(夏に秋が伏する)日

という意味で

 

三伏

という言葉が用いられているのです。

 

つまり、

夏の激しい暑さによって
現れ始めた秋の気が抑え込まれてしまった

という事なのです。

 

 

三伏のみぎりの意味まとめ

三伏のみぎりの意味は

夏の最も暑い時期

となっています。

 

確かにここ最近は
とてつもなく暑いと感じますし、

金属でも溶けてしまいそうだと思えます。

 

昔の人も
なかなかうまい例えをすると感じます。

 

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