似たような言葉として

世の中(よのなか)

世間(せけん)

といった言葉が存在していますが、

 

世の中と世間の違いは
どのようになっているのでしょうか?

 

なので今回は

世の中と世間の違い

についてをまとめてみました。

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世の中と世間の意味はそれぞれこうなってる?

まず世の中と世間の意味は
それぞれどうなっているのかといえば

このような感じになっています。

 

 

世の中の意味

1.人々が集まり互いにかかわり合って
  生活の場としているこの世。世間。社会。

2.世間の人々の間の事情ややならわし。世情。 

3.世間のならい

4.その当時の世。当世

5.統治者の治世

6.世間的な人気

7.男女の仲

8.人が生きていられる年齢。寿命

9. 外界。あたりの自然

10.作物のできばえ

 

 

世間の意味

1.人が集まり互いに関わりあって生活している場。世の中

2.人々との交わりや社会での活動の範囲

3.仏語。生き物とそれを住まわせる山河大地や
  生きものと山河大地を構成する要素の総称

4.人の住む周りの空間

5.一般の人。俗人

6.社会に対する体面やそれに要する経費

7.生活の手段や財産。暮らし。

 

 

こうして「世の中」と「世間」に含まれた意味を比較すると
細かい部分で意味の違いは存在していますが、

人々が集まり互いに関わって生活している場

ということで共通していると言えます。

 

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世の中と世間の違いはこのようになってる?

それでは

「世の中」と「世間」に違いをつけるとしたら
どのような感じになるのでしょうか?

 

まず世の中という言葉は

 

「暮らしにくい世の中になったなぁ」

「世の中平和とはいかないなぁ」

 

といった感じで

広く漠然とした世界を構築している空間や時間

のことを指していまして、

 

物や人に対してだけでなく
政治や時世なんかもひっくるめて使うことができます。

 

その一方で「世間」の方はと言えば

 

「世間の声が気になる」

「世間を騒がせた一大ニュース」

 

といった感じで使われる通り、

 

自分の生活する範囲の外側に取り巻く人々

といった意味で用いられています。

 

なので「世の中」と比べると
「世間」の範囲は狭く使われていて、

周りの人

を指す場合が多いのです。

 

世間には「人が集まり生活してる場」
という意味が存在しているので、

人が集まっているからこそ
人の目や声というのが気になるということですね。

 

 

世の中と世間の違いはまとめ

世の中と世間の違いに関しては

 

世の中:広く漠然とした世界を構築している空間や時間

世間:自分の生活する範囲の外側に取り巻く人々

 

となっていて、

世の中の方が範囲が広くて
人以外の空間や時間等を含めて使うことができます。

 

なので、

人の声や目が気になるなどの
「周りの人」のことを指す場合に「世間」を使い、

 

空間や時間といった
漠然とした範囲を指す場合には「世の中」を使いましょう。

 

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