牛耳る(ぎゅうじる)

という言葉がありますが、

 

牛耳るの意味は
どのようになっているのでしょうか?

 

なので今回は

牛耳るの意味や由来

についてをまとめてみました。

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牛耳るの意味は?

牛耳るの意味は

 

団体や組織の中心人物となって
思い通りに動かすこと

団体や集団を自分の思うように支配すること

 

となります。

 

本来は

牛耳を執(と)る

という言葉だったのですが、

 

それが転じたことによって
牛耳るという言葉に変化しました。

 

ちなみに
牛耳を執るを「牛耳る」と使ったのは

 

明治、大正時代に活躍した作家の

夏目漱石

が使ったのが始まりだとされます。

 

 

牛耳るの由来はどこから?

牛耳るの由来は
どこから来てるかといえば、

 

古代中国では盟約を結ぶときに

盟主が生贄の牛の耳を切り取り
皆でその血をすする

という慣習がありました。

 

そして牛の耳を切り取る盟主は
盟約を結ぶ際の中心となる人や国です。

 

なので、

牛の耳を切る役の盟主は
団体を支配する人や国だということで

 

牛耳を執る

という言葉になったのです。

 

そしてそれが転じて

牛耳る

という言葉に変化していきました。

 

牛耳るという言葉を聞くと

牛の耳をひねったりするような意味に
思えてくるのですが、

 

実際は牛の耳を切り落とす

牛耳を執る

が由来になってるということで
思ってたよりも痛そうな印象ですね。

 

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牛耳るの使い方は?

牛耳るの使い方は基本的に

組織や団体の中心人物が
自分の思い通りに動かしているときに

使われる言葉となります。

 

牛耳るの使い方の例としては
このような感じになります。

 

この社会を裏から牛耳る存在がいる

あの彼が今では会社を牛耳るだなんて想像できなかった

この街を牛耳っているのは誰なのか?

 

組織や団体に使われる言葉なので

部活動や1クラスなどの規模が大きくないものにも
使用できる言葉ではありますが、

 

2人だけ等の少人数の時には
あまり使われない言葉だったりします。

 

 

牛耳るの意味や由来まとめ

牛耳るの意味は

 

団体や組織の中心人物となって
思い通りに動かすこと

団体や集団を自分の思うように支配すること

 

となります。

 

そして牛耳るは元々

牛耳を執る

という言葉なのが転じたもので

 

古代中国で盟約を結ぶときに

盟主が生贄の牛の耳を切り取って
皆でその血をすすっていたのが由来です。

 

団体や組織を支配することに
牛耳るという言葉が使用されていたのは

少々疑問に思っていましたが、

 

元々は違う言葉が転じたもので

その意味も牛の耳を切り落とすと
少々物騒な印象を感じますね。

 

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