九牛の一毛
という言葉がありますが、
九牛の一毛とはどんな意味で
読み方はどうなってるのでしょう?
なので今回は
九牛の一毛とはどんな意味
についてをまとめてみました。
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九牛の一毛とはどんな読み方?
九牛の一毛の読み方は
九牛の一毛(きゅうぎゅうのいちもう)
となります。
九牛の一毛の読み方で
迷うところがあると思いますし、
「九牛(くぎゅう)」みたいな
間違った読み方をするかもしれません。
九牛の一毛とはどんな意味?
九牛の一毛とはどんな意味かと言えば
多数の中のごく一部
きわめてわずかなもの
取るにたらないもの
となります。
九牛の一毛という言葉だから
九匹の牛の中の1本の毛
みたいな言葉かと思うかもしれませんが
「九牛」というのは「九匹の牛」ではなく
数多くの牛という意味です。
だから、
多数の牛の中の1本の毛ということで
ごくわずかなものを意味していますし、
ごくわずかなものだからこそ
取るに足りないこと
という意味も存在しています。
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九牛の一毛の由来はどこから?
九牛の一毛の由来は
どこから来ているのかと言えば
中国前漢代(紀元前206~8年)の
歴史書を記した書物の
漢書
に記されている司馬遷伝にある
假令僕伏法受誅 若九牛亡一毛 與螻螘何異 而世又不與能死節者比
という文章が由来です。
この文章は現代に訳すと
司馬遷は李陵という人物を弁護したため
武帝の怒りに触れてしまい
重い刑に処されることになりました。
そして司馬遷はその時のことを振り返り
もし自分が極刑になったとしても
九牛の一毛を失うようなもので
世間は取るに足らないこととして気にしないだろう
と記したのです。
前述のとおり九牛の一毛は
多数の中のごく一部
という意味になりますので、
多くの牛の中の1本の毛を失っても
誰も特に気にも留めないように、
自分が極刑に処せられたとしても
世間は取るに足らないこととして
気にも留めないだろう
ということですね。
九牛の一毛の使い方は
九牛の一毛の使い方は
例としてはこのような感じになります。
SNS上での私の感想なんて九牛の一毛に過ぎない
何十年も生きて多くの人と出会ったけど
親友と呼べる人は九牛の一毛だ
多くのニュースが毎日報道される中で
この程度の話題は九牛の一毛だ
このような感じで
多くの中のごくわずかなものだったり
取るに足らないようなものに対して
九牛の一毛
という言葉が使われます。
また、
この昆虫はあまりにも小さくて
九牛の一毛かと思った
というように
外見上の小ささ
を例えた言葉として使うのは間違いです。
九牛の一毛とはどんな意味まとめ
九牛の一毛とはどんな意味かと言えば
多数の中のごく一部
きわめてわずかなもの
取るにたらないもの
となります。
なので、
多くの中のごく一部とか
取るに足らないことに対して使いましょう。
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