牛飲馬食(ぎゅういんばしょく)
という言葉が存在しますが、
牛飲馬食の意味は
どのようになっているのでしょうか?
なので今回は
牛飲馬食の意味や由来
等についてをまとめてみました。
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牛飲馬食の意味は?
牛飲馬食(ぎゅういんばしょく)の意味は
大量に飲んだり食べたりと大いに飲み食いすること
となります。
漢字を見ればわかるかと思いますが、
「牛飲」は「牛が飲む」という意味になりますし
「馬食」も「馬が食べる」となります。
なので、
牛が水を飲んで馬がまぐさを食べるように
大量に飲んだり食べたりするということで
牛飲馬食
という言葉になるのです。
ちなみに
乳量が30kgの牛は1日あたり
80~100kgの水を飲む
といわれていますし、
馬も1日あたりの食事量は
10~20kg
とされています。
なので実際に
牛は水を多く飲みますし
馬はまぐさを多く食べます。
ちなみに似たような言葉に
鯨飲馬食という言葉も存在しています。
牛飲馬食の由来はどこから?
牛飲馬食の由来は
どこから来ているのかについてですが、
元々「牛飲」と「馬食」は別の言葉で
後に組み合わせて使われるようになりました。
牛飲も馬食も
古来中国の歴史家の司馬遷(しばせん)
の書いた歴史書の史記に出る言葉です。
まず馬食の方は
史記の殷本紀(いんほんぎ)にある
一鼓而牛飲者三千人(一鼓して牛飲する者三千人)
という一節から来ていて、
身をかがめて牛のように飲む
という意味だったものが
いつの間にか
牛が水を飲むように大量に水を飲む
となったのです。
そして馬食は史記の中の
范雎蔡沢列伝(はんしょさいたくれつでん)
の中に出てくる
坐須賈於堂下,置座豆其前,令两黥徒夹而馬食之
(須賈を堂下に座らせ、その前に芻(まぐさ)と豆を置き、
馬のように食らわせながら、責めて言った。)
という一節から来ています。
ここでは
馬のように口を食器に付けさせて食べさせる
という意味の言葉だったのですが、
いつの間にか
馬がまぐさを食べるように大量に食べる
という意味に変化しました。
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牛飲馬食の使い方
牛飲馬食の意味は
大いに飲み食いする
となっていますので
使い方は主にこのようになります。
相撲部屋の力士たちは牛飲馬食な食べっぷりを見せる
あのタレントの牛飲馬食ぶりには驚く
流石にこの年齢にもなると牛飲馬食とはいかなくなる
牛飲馬食の意味まとめ
牛飲馬食(ぎゅういんばしょく)の意味は
大量に飲んだり食べたりと大いに飲み食いすること
となります。
なので、
牛が飲んだり馬が食べたりするように
大量に飲み食いをするようなときに
牛飲馬食
を使用してみてください。
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