「その通り」という言葉は

「そのとうり」と「そのとおり」

の2つの呼び方をしてしまうことがありますが、

 

そのとうりとそのとおりで
どっちが正しい読み方となるのでしょうか?

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そのとうりとそのとおりで正のはどっち?

「そのとうり」と「そのとおり」で
どっちが正しい読み方となるのかといえば

そのとおり(その通り)

が正しい読み方となっています。

 

漢字で書いた「その通り」の「通り」は

通り(とおり)

通る(とおる)

という風に読みます。

 

なので「その通り」の読みも

「そのとうり」ではなく「そのとおり」が
正しい読み方となっているのです。

 

ただ、
岩波書店が発行している国語辞典の

広辞苑(こうじえん)

におきましては、

 

1955年の初版から「そのとうり」と表記されていて

「そのとおり」と表記されるようになったのは
1983年の第3版になってからとなります。

 

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そのとおりがそのとうりと間違えられる理由は?

「そのとおり」が「そのとうり」と
間違えられてしまう理由としては

どのようなものが挙げられるのでしょう?

 

これに関しては
いくつか諸説が存在していまして

 

「その通り」と実際に発音をしてみると

とーり

という風に言葉をのばすことが多いから

 

発音を表記すれば「とうり」になってしまうことで

そのとうり

と間違えられてしまうということです。

 

また、

「そのとーり」と発音をのばすことで
「とうり」と聞こえてしまうことも、

 

「そのとうり」

と間違えられやすい理由となります。

 

さらに、

基本的に長音つまりのばした言葉は
母音つまり「あ、い、う、え、お」を重ねます。

 

例としては

 

じゃーね→じゃあね

キーボード→キイボオド

クーラー→クウラア

ネーサン→ねえさん

 

といった感じですね。

 

ただオ列長音は

おとーさん→おとうさん

という風に「う」を添える場合が多く、

 

これによって、
多くの日本人は「オー」と発音しながら

「おう」

と書くものだと刷り込まれてしまってるのです。

 

だから、

「そのとおり」を「そのとうり」と
勘違いしてしまう人が多いということなのです。

 

 

そのとうりの意味はこうなってる?

そのとうり正しくは「その通り(そのとおり)」の意味は
どのようになっているのかといえば

 

相手の言動や自分が聞かれた物事に対して
その内容が正しく、的を得てることを表現する

という意味になっています。

 

「通り」という言葉は「どおり(通り)」とも書き、
数量を表す語として

だいたいそのくらい

という意味となっています。

 

だから、

正しい数量を表す意味から
内容が正しいというという意味として

 

その通り

という言葉が使われるようになったということです。

 

 

そのとうりとそのとおりで正しいのはどっちまとめ

「そのとうり」と「そのとおり」で
どっちが正しいのかにつきましては

そのとおり

の方となっておりますので、

 

間違えて「そのとうり」と書かないように
十分注意をしておきましょう。

 

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