さくらんぼの木と桜の木の違いは 花と実の特徴も比較

さくらんぼの木と桜の木には、どんな違いが存在しているのでしょうか?

 

なのでこの記事では、さくらんぼの木と桜の木の違いについてまとめてみました。

 

 

さくらんぼの木と桜の木の違いを解説

さくらんぼの木と桜の木には、このような違いが存在していました。

 

 

さくらんぼの木と桜の木の違い:種類

まずさくらんぼの木は主に西洋実桜(セイヨウミザクラ)、バラ科サクラ属サクラ亜属に属しています。

 

そして桜の木は、バラ科サクラ亜科サクラ属に属している植物です。

 

なので同じバラ科の植物ではありますが、さくらんぼの木と桜の木は微妙に違っています。

 

 

さくらんぼの木と桜の木の違い:用途

さくらんぼの木は、甘くておいしいさくらんぼの実をつける食べる目的の木です。

 

その一方で、桜の木は美しい花を楽しむための観賞用目的の木です。

 

なのでさくらんぼの木と桜の木には、用途の違いが存在しています。

 

 

さくらんぼの花と桜の花の違いを比較

さくらんぼの花と桜の花には、このような違いも存在しています。

 

 

さくらんぼの花と桜の花の違い:花の色

さくらんぼの花は通常、白かピンク色です。

 

その一方で桜の花は多くの種類があり、白色、ピンク色、赤色等色が異なります。

 

桜の花は観賞用の花なので、さくらんぼの花と比べて色の種類が多い印象です。

 

 

さくらんぼの花と桜の花の違い:花の形

さくらんぼの花は、5枚の大きく豪華な花びらが広がり中に小さな花弁があるのが特徴です。

 

その一方で桜の花びらは5枚以上で、一重咲きから八重咲きまでさまざまな種類があるのも桜の花の特徴となります。

 

花の形にしても食用のさくらんぼと観賞用の桜とで、だいぶ違いがありました。

 

 

さくらんぼの花と桜の花の違い:開花時期

桜の花は、3月から4月にかけての春の時期に見ることができます。

 

その一方でさくらんぼの花は、桜の花と比較すると遅い時期に開花することがあります。

 

 

桜の実とさくらんぼの実の違いとは?

まずさくらんぼは食べることができ、さくらんぼ狩りなどが楽しいイベントとして人気です。

 

さくらんぼの実は赤や黄色などさまざまな色があり、その甘酸っぱい味わいは多くの人に愛されています。

 

その一方でさくらんぼの実は、桜の実はあまり一般的ではなく食べられないことが多いです。

 

桜の木は美しい花を咲かせるための木であり、その花が日本の桜の名所として親しまれていますが、一部の桜の種類が実をつけることはあるものの食用には向いていないことが多いのです。

 

 

桜のさくらんぼって食べれるの?

桜のさくらんぼ(桜の実)には、アミグダリンという毒素が含まれており、消化するとシアン化水素が発生します。

 

シアン化水素は、人体にとって非常に有害な物質であり、吐き気や頭痛、呼吸困難などの症状を引き起こしますので、桜の実をそのまま食べることはできません。

 

しかし桜のさくらんぼは、「桜の実漬け」として日本の伝統的な食べ物として食べられてもいて、桜の実を塩漬けにしたり酢漬けにしたりするとアミグダリンが分解されて無毒化されます。

 

なので一般的には桜のさくらんぼは食用ではありませんが、さまざまな用途に利用されています。

 

 

さくらんぼの木と桜の木の違いまとめ

さくらんぼの木と桜の木の違いについては、食用か観賞用かの違いが大きかった印象です。

 

しかし花や実といった部分でも、さくらんぼと桜には結構違いが存在していました。