虎に翼 獅子に鰭ということわざが存在していますが、虎に翼 獅子に鰭にはどのような意味が存在しているのでしょうか?

 

なのでこの記事では、虎に翼 獅子に鰭の意味についてまとめてみました。

 

スポンサードリンク

 

 

虎に翼 獅子に鰭の意味は?

虎に翼 獅子に鰭には、強い者や勢力のある者にさらに別の要素が加わることでより強くなることという意味があります。

 

虎に翼」の場合だと、陸上で強い虎が翼を得ることで空にまで勢力を拡大してしまい、より強力になってしまうという意味です。

 

もし虎に翼が生えてしまうと、空を飛んでる鳥も獲物になってしまうでしょうし、陸上にいる獲物を空から襲ってくることもあり得ることから、厄介な存在になるでしょう。

 

獅子に鰭」についても、陸上で百獣の王と呼ばれて強い獅子の体に魚の鱗が付くことで、水中でも自在に動くことが出来るようになってより強くなってしまう事を例えています。

 

実際に魚の鱗は水の抵抗を減らす役割が存在していますので、獅子が鱗を持つことでより水の中を動けるようになる事は間違いないとは思います。

 

そして、虎も獅子も陸上では強い動物として例えられていますし、それが空や水の中でも活動できるようになることでより強くなるという例えで「虎に翼 獅子に鰭」は対になってる印象です。

 

スポンサードリンク

 

虎に翼の由来はどこから?

虎に翼という言葉の由来は、韓非子(かんぴし)と呼ばれる古代中国の思想家・韓非が書いた書物の中に記述された文章が由来です。

 

この書物の中には、虎に翼を付けると空を飛んで集落の中に入ってきて、人を食べようとするだろうといったことが書かれています。

 

さらに、それと同様に愚かな人間が権力を握ってしまう事は、凶暴な虎に翼を付けてしまうようなことだというようなことも書かれています。

 

そのため、虎に翼という言葉は「強いものに別の要素が加わってさらに力をつける」という意味ではありますが、使う人にとってネガティブな考え方として使われる言葉です。

 

 

虎に翼の使い方は?

虎に翼という言葉の使い方としては、例としてはこのようになります。

 

・あの横暴な先輩が部長に昇格したら、虎に翼が付いたようにますます勢いづいてしまいそう。

・優勝候補のチームにあの将来有望な選手が入団することになれば、虎に翼のごとく手が付けられなくなってしまう。

・彼には大手企業がスポンサーについているから、虎に翼をつけたようにやりたい放題やっているよ。

・ただで自分勝手なあの人が大会で優勝なんてしたら、虎に翼を付けたようにさらに調子づいてしまう。

 

上記のように、強いものに対し別のものが加わることでより強くなることを意味していますが、どちらかというとマイナスな意味での使い方がされることが多いです。

 

 

虎に翼の類語は?

虎に翼の類語として、これらの言葉が存在しています。

 

・鬼に金棒

・駆け馬に鞭

・弁慶に薙刀

・竜に翼を得たる如し

 

いずれも、ただでさえ強いものに別の要素が加わることでより強くなるという事で、「虎に翼」の類語となります。

 

しかし、「鬼に金棒」や「竜に翼を得たる如し」等の言葉はどちらかというと言葉を使う人にとってプラスの意味で使われることが多いです。

 

 

虎に翼 獅子に鰭の意味まとめ

虎に翼 獅子に鰭の意味については、強い者や勢力のある者にさらに別の要素が加わることでより強くなることとなっていました。

 

どちらも強力な肉食獣が空や水の中でも活動できるようになってより脅威になるという事で、ネガティブな意味で使われている事が多いです。

 

スポンサードリンク