北海道を意味する言葉として

蝦夷(えぞ)

という言葉が存在していますが、

 

蝦夷とは
どのような意味があるのでしょうか?

 

なので今回は

蝦夷とはどんな意味なのか?

についてまとめてみました。

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蝦夷とはどんな意味が存在している?

蝦夷とは元々は
北海道を意味する言葉ではなく

 

日本列島の北陸、関東北部、東北、北海道
にかけて住んでいた人々

の事を意味していました。

 

蝦夷と呼称されている人たちは

大和政権から言葉や風習が違ってたことから
異民族視されていました。

 

そして645年から行われた大化の改新後からは

朝廷の征討によってしだいに北方に追われて
しばしば抵抗を見せました。

 

蝦夷という言葉が昔は北海道だけでなく
北陸や関東北部、東北に住む住民

という意味で使われていたのは

 

関東が首都圏となってる現在では
信じられないことだと思います。

 

大和政権と言葉や風習が違うとのことですが、

東北や北陸の方言が大和政権の言葉と違ってみえて
それで異民族と思われたのかもしれないです。

 

ちなみに大和政権の頃に
「蝦夷」と呼ばれていた住民たちは

北海道の先住民族であるアイヌなのかについては
諸説があって定まっていません。

 

有力視されている説としては

農耕が導入される以前の日本人

といわれていますが、

 

その一方で

「雑穀を輪栽する」
独自の農耕文化を持っていた

とも言われています。

 

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蝦夷とはどんな由来が存在する?

蝦夷とは上記のとおり元々

北海道だけでなく
北陸や関東北部、東北の住民の事でしたが、

 

「蝦夷」という漢字の由来は
どこからきているのでしょうか?

 

諸説については定かではないのですが
一説によりますと

 

蝦夷の「蝦」という字は

蝦夷と呼ばれる住民のひげが
エビのように長いからそれを見立てたもの

という説が存在しています。

 

そして
蝦夷の「夷」は分解すると「弓人」となることから

蝦夷は弓矢を用いて
狩猟をおこなっていたことが由来

という説も存在しています。

 

その他にもアイヌ人が

モンゴル人から「クイ」、
ロシア人からは「クリル」

と呼ばれていたことから

 

斉明天皇5年の遣使の際に、
聞き取った唐人が

 

「蝦夷」

という字をあてて
それを日本が踏襲したことから

 

「蝦夷」

と呼ぶようになったという説もあります。

 

 

蝦夷とはどんな意味があるまとめ

蝦夷とはどのような意味があるのかといえば

 

日本列島の北陸、関東北部、東北、北海道
にかけて住んでいた人々

という意味が存在していました。

 

しかし北へと追いやられていくうちに
北海道を意味する言葉として使われるようになった

ということですね。

 

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