薫風

という言葉を
見たことがあると思いますが、

 

薫風の読み方や意味は
どのようになっているのでしょうか?

 

なので今回は

薫風の読み方や意味

についてをまとめてみました。

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薫風の読み方はどうなってる?

薫風の読み方は

薫風(くんぷう)

となっています。

 

そのまま音読みをすれば
問題はないと思いますが

「風」の部分は「風(ふう)」ではなく
「風(ぷう)」となっていますので、

 

薫風(くんふう)

といった読み間違いはしないように
注意をしたいところですね。

 

 

薫風の意味は?

薫風の意味は

 

初夏の若葉や青葉の香りを運んでくる穏やかな風

初夏の新緑の間の草木の緑をとおして吹いてくる快い風

 

といった意味があります。

 

薫風の「薫 」という字には

 

1.かおりぐさ。香草の名

2.よい香り。よいにおい

3.燃やして煙を立てる。いぶす

4.人を感化すること

 

といった意味があり、

 

よい香りを運んでくる風ということで
薫風という言葉になっていますし、

香りを運んでくる風というのは
初夏の若葉が生い茂る時期の風なのでしょう。

 

ちなみに似た意味の言葉に風薫るがあります↓

風薫るの意味や季語はどうなってるの?

 

 

薫風の由来は?

そして薫風の由来は
中国の唐の皇帝・文宗が

 

人皆苦炎熱(人みな炎熱に苦しむ)

我愛夏日長(我夏の日の長きを愛す)

 

という詩を作りまして、

 

それに対して柳公権が

 

薫風自南来(薫風は南より来たる)

殿閣生微涼(殿閣に微涼の生ず)

 

と答えたのが由来です。

 

この詩の意味は
唐の皇帝・文宗が

 

人はみんな暑い夏に苦しんでいるけど
私は日の長い夏が好きなのだ

 

と言ってるのに対して

 

南から香りのいい風を運んできて
この城に微かな涼さを生んでくれている

 

と柳公権が返しているわけです。

 

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薫風の使い方は?

薫風の使い方は

 

薫風に吹かれた

薫風が生ずる

初夏の薫風が吹き渡る

薫風を感じる

 

といった使い方の他に
基本的には手紙の挨拶として使われます。

 

薫風の候、皆様ますますご健勝の事とお慶び申し上げます

薫風の候、貴社におかれましては、益々ご隆昌のこととお慶び申し上げます。

薫風の候、貴社ますますご清栄のことと心からお喜び申し上げます。

 

 

薫風の時期は?

薫風の時期はいつになるのかと言えば

5月上旬頃から6月中旬頃

となっています。

 

薫風のふく初夏の時期は

現在で言えば5月上旬から6月上旬なので
このくらいの時期が薫風の季節です。

 

 

薫風の読み方や意味まとめ

薫風の読み方は

薫風(くんぷう)

となっていまして、

 

薫風の意味は

 

初夏の若葉や青葉の香りを運んでくる穏やかな風

初夏の新緑の間の草木の緑をとおして吹いてくる快い風

 

となっています。

 

なので、

若葉の香りを運ぶ風が吹くときに
薫風という言葉を使いましょう。

 

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