彼岸の時期になると彼岸以外に

此岸(しがん)

という言葉を耳にします。

 

此岸と彼岸の違いは
どのようになっているのでしょうか?

 

なので今回は

此岸と彼岸の違い

についてをまとめてみました。

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此岸と彼岸の違いはこうなってる?

此岸と彼岸の違いについては
どのような感じになってるかと言えば

それぞれこのようになっています。

 

 

此岸

此岸は私達の住んでいる
現世(人間)の世界の事であり、

欲や煩悩にまみれた苦悩に満ちた世界です。

 

なのでこの此岸では
様々な苦悩に堪え忍ばないといけないのです。

 

 

彼岸

そして彼岸は

人々が欲や煩悩から解放された世界

と言われていて、

 

同時に

仏の住んでいる世界

とも言われています。

 

昔の人は

命を失うと彼岸に渡れる

と考えていて

 

彼岸に到達する事によって
煩悩もなく永遠に穏やかに暮らせる

と考えたのが仏の教えです。

 

 

そんな感じで

 

人間の住む世界=此岸

仏の住む世界=彼岸

 

という違いが存在しており、

 

此岸と彼岸は

三途の川によって隔たれている

とされています。

 

なので、

此岸と彼岸の距離は
とても遠いものとなっているのですが、

 

毎年訪れる

「春分の日」と「秋分の日」を中心とする
彼岸の時期が訪れれば

 

此岸と彼岸の距離が縮まる

と考えられているのです。

 

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此岸と彼岸が春分と秋分の時期にあたるのは?

彼岸といえば
春分や秋分の時期の事を言いますが、

 

なぜ此岸や彼岸が
春分や秋分に当てはめられてるのか?

と言えば、

 

彼岸は西

此岸は東

に存在しているとされています。

 

そして春分と秋分の時期は

太陽が真東から昇って真西に沈む時期

となっています。

 

なので、

真西に沈む太陽を礼拝して
遙か彼方の極楽浄土に思いをはせたのが

 

彼岸の始まり

とされていて、

 

真東(此岸)から昇り
真西(彼岸)に沈むという事から

 

彼岸の時期になると
此岸と彼岸の時期が縮まる

と言われる由来となっているのです。

 

ちなみに

彼岸に関することわざとして
以下のようなものも存在しています↓

暑さ寒さも彼岸までの意味はどんなもの?

 

 

此岸から彼岸へ渡る際に

此岸から彼岸へと到達する際には

春分の日と秋分の日を真ん中として
その前後のの三日、計六日は

 

悟りの世界へ到達するため

六波羅蜜(ろくはらみつ)

という6つの修業を行う事になってます。

 

ちなみに6つの修行の内容は

 

布施(ふせ)

完全な恵み,施し

 

持戒(じかい)

戒律を守り,自己反省する

 

忍辱(にんにく)

完全な忍耐

 

精進(しょうじん)

努力の実践

 

禅定(ぜんじょう)

心作用の完全な統一

 

智慧(ちえ)

真実の智慧を開現し,命そのものを把握する

 

となっています。

 

ちなみに
精進の意味についてはこちらを参照↓

精進の意味や使い方はこうなっている?

 

 

此岸と彼岸まとめ

此岸と彼岸については

 

此岸=人間の世界

彼岸=仏の世界

 

となっていて

 

彼岸の時期というのは

人間の世界から仏の世界へと到達するために
修行を行う期間となっています。

 

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