春秋の筆法
(しゅんじゅうのひっぽう)

という言葉を
目にした事があると思いますが、

 

春秋の筆法の意味は
どのようになっているのでしょうか?

 

なので今回は

春秋の筆法の意味

についてまとめてみました。

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春秋の筆法の意味はどうなっているのか?

それで春秋の筆法の意味は
どのようになってるのかと言えば

 

1.厳しい批判の態度

2.事実を述べる時に価値判断を入れて書く書き方

3.間接的原因を
 結果に直接結びつけて厳しく批判する書き方

 

となっています。

 

春秋(しゅんじゅう )というのは
中国の史書の事であり、

 

孔子が春秋を修訂するときに行った
歴史について記述する書き方というのが

春秋の筆法

のことであり、

 

その手法というのは

遠因つまり間接的であっても
よい悪いという事を暗に伝える記述をする

という手法です。

 

簡単に言ってしまえば

「この時にこのような出来事が起こったけど

この出来事が起こった原因はこのことであり
それによってこんな出来事が起こってしまった。」

という感じですね。

 

また、

文章の中にある簡潔な言葉や文字に
批評などの深い意味を隠す表現方法に対しても

 

春秋の筆法

という言葉は用いられてます。

 

歴史書というのは
歴史を正しく伝えるものとなるかと思いますが、

 

その中に批評などの
深い意味を隠しているものなのだなと思いますね。

 

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春秋の筆法の使い方はどうなるのか?

それで春秋の筆法の使い方は
どのようになるかと言えば

 

基本的には

間接的な原因

に対して述べるときに使いますが、

 

それでもやはり
使いどころが難しい部分があります。

 

例えるとしたら

 

「春秋の筆法をもってすれば

あのとき君が彼を引きとめていなければ
彼は大怪我を負う事はなかっただろう」

 

「春秋の筆法をもってすれば

彼の一言が
後の大きな事件を起こすきっかけとなった」

 

といった感じで

間接的な原因が
結果に直接結びつけて批判するときに使われます。

 

なので正直、

日常生活における使いどころは
なかなか難しいものだと思いますし、

 

そもそもこのような難しい例えは
そんなに使わないかもしれないですね。

 

 

春秋の筆法の意味まとめ

春秋の筆法の意味については

 

1.厳しい批判の態度

2.事実を述べる時に価値判断を入れて書く書き方

3.間接的原因を
 結果に直接結びつけて厳しく批判する書き方

 

といった用法となっています。

 

事実を述べるときに
自分の価値観を入れて書くというのは

やる人はいるかと思いますが、

 

そういう場合は主観が入りやすそうな部分もありますし
なかなか難しい部分だと思います。

 

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