お父さんという言葉にも使われてるくらい

父(ちち)

という言葉はなじみが深いですが、

 

そんな父の意味はどのようになっていて
由来はどこからきているのでしょうか?

 

なので今回は

父の意味や由来

についてをまとめてみました。

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父の意味はこのようになってる?

それでは「父」の意味は
どのようになってるのかと言えば

基本的にはこのような感じになっています。

 

1.両親のうち男親の方。父親。
 実父・継父・養父を含めていう。

2.新しい世界を開いて偉大な業績を残した先駆者

3.キリスト教における神。三位一体の第一の位格

 

一般的には「父親」に対して
「父」という言葉が用いられていますし、

 

それは実の父親でも血がつながらない継父や
養父に対しても同様に使われています。

 

そして、

新しい世界を切り開いて
業績を残したような先駆者に対しても

「父」という言葉が用いられていまして、

 

例としては

 

エジソンは映画の父とも呼ばれている

ガリレオ曰く「懐疑は発明の父である」

 

といった感じで用いられます。

 

そしてキリスト教における神も
「父」と呼んでいますけども、

神が人類を創造したと考えると
「人類の父こそが神」という理由になります。

 

さらに言えばイエス・キリストは「神の子」と言われてるので

キリスト教における神は
イエス・キリストの父ということなのでしょう。

 

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父の意味は読み方で異なっている?

そんな「父」という言葉は
読み方によって意味が異なっていますので

それぞれの読み方を見てみましょう。

 

父(かぞ):

上代、父をさす語

 

父(しし):

上代東国方言で父

 

父(ち):

上代、男子を敬っていった語。

「祖父(おほぢ)」のように他の語の下に付く場合、
連濁のため「ぢ」となることがあります。

 

父(ちゃん):

江戸時代から庶民の間で用いられた父親を呼ぶ俗語。

 

父(てて):

父親。ちち。てて親。

 

父(とと):

1.子が自分の父を敬い親しんで呼ぶ語。

2.夫をさしていう語。

 

父(ふ):

1.ちち

2.父母の兄弟。「叔父等」

3.父のように仰がれる人。「神父等」

4.年老いた男。年長の男性。「漁父等」

 

「父」という言葉は読み方が違っても
父親を意味する場合がありますが、

それ以外でも男性を表す際に
「父」という言葉を用いる場合もあります。

 

ちなみに「上代」というのは
飛鳥時代 – 奈良時代頃の日本の区分で

 

その時代の頃には

「父(かぞ)」、「 父(しし) 」、「父(ち)」

という風に呼ばれていました。

 

 

父の由来はどこからきているのか?

そして「父」の由来は
一体どこからきているのかと言いますと

 

父の由来は

上代、男子を敬っていう言葉だった
「ち」を重ねた語だとされています。

 

祖父」の「オホヂ」や「叔父・伯父」の「オヂ」等のように
男性の継承の中でも男親に近い存在に対し

「ち」という言葉が用いられていて、

 

古記事にある「麻呂賀知(まろがち)」も

麻呂が「チ(父)」(私の父)

という風に解釈できることから、

 

「ち」単独で「父」を表すこともあった
ともされています。

 

前述の通り「父」という言葉は
男性を敬って言う言葉として用いられてますが、

 

それが男性の親を意味する「父」の
由来になってるというのは意外ですね。

 

男親に近い存在に対して「父」という言葉が
用いられているのを考えると、

肉親というのは敬う存在ということなのかもしれません。

 

 

父の由来は感じだとここからきている?

そして「父」という漢字の由来は
一体どこからきているのかと言いますと、

 

「手にムチ(斧)を持つ」という象形文字

が由来になっているとされています。

 

「父」という漢字の成り立ちは

「おの(ムチ)+又(手)」で
手に持って打つ姿を示しています。

 

そして、
手に斧やムチを持って打つ姿から

ムチを持って一族をとりしまるものを父と呼んだ

とも言われていますし、

 

斧は指揮権の象徴と考えられ
一族を指揮する者という意味で「父」が用いられた

とも言われています。

 

さらに言えば

古来、家族の為にムチや斧を持って
獲物を狩りに行く男性の姿から

 

「父」という漢字が生まれた

とも言われています。

 

父親というのは昔から

一家の大黒柱

だとされていましたので、

 

指揮権が存在したり取り締まるということで

「父」という言葉が父親に対して
用いられるようになってるのかもしれません。

 

 

父の意味や由来まとめ

父の意味は

 

1.両親のうち男親の方。父親。
 実父・継父・養父を含めていう。

2.新しい世界を開いて偉大な業績を残した先駆者

3.キリスト教における神。三位一体の第一の位格

 

といった意味が存在していて、

 

言葉の由来につきましては

上代、男子を敬っていう言葉だった
「ち」を重ねた語だった。

 

漢字の由来については

「手にムチ(斧)を持つ」という象形文字

だとされています。

 

こうして父の意味や由来を調べてみると
元々男性を敬う言葉として用いられてたというのが

なんだか意外な感じがしますが、

 

親というのは父親に限らず
敬うべき存在なのかもしれませんし、

父の日にはそんな父親を敬ってあげるといいと思います。

 

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