ネズミに関連した言葉として
窮鼠(きゅうそ)
という言葉が存在していますが、
窮鼠の意味や由来は
どのようになっているのでしょうか?
なので今回は
窮鼠の意味や由来
についてをまとめてみました。
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窮鼠の意味はこうなっている?
窮鼠というのは
どのような意味があるのかといえば
追い詰められて逃げ場を失った鼠(ねずみ)
という意味を持っています。
窮鼠に使われている「窮(きゅう)」には
1.奥深くまで行きつくす。きわまる。きわめる。つきつめる
2.動きがとれない。行きづまる。苦しむ
といった意味が存在しています。
狭くて自由に動けないという意味の
窮屈(きゅうくつ)
追い詰められてる状況や苦しい立場という意味の
窮地(きゅうち)
等でも使われてるように
行きづまってる状況を意味する漢字です。
なので「窮鼠」という言葉の意味も
追い詰められてしまって逃げ場をなくした鼠
となっているわけなのです。
そして、
そんな逃げ場をなくして追い詰められた鼠が
天敵である猫に対して噛みつくことを
窮鼠猫を噛む
と呼んでいるわけなのです。
窮鼠猫を噛むの意味についてはこちら↓
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窮鼠の由来はどこからきているのか?
それで窮鼠という言葉の由来は
一体どこからきているのかと言いますと、
「窮鼠」という言葉は元々
窮鼠猫を噛む
ということわざに付属する言葉となっていて、
その窮鼠猫を噛むの由来は
塩鉄論(えんてつろん)
と呼ばれる
前漢の朝廷で開かれた
塩や鉄の専売制などを巡る
討論会(塩鉄会議)の記録を、
後日に桓寛が60篇にまとめた著作に
絶体絶命にまで追い詰められれば
鼠は猫にだって噛みつくし、
庶民は皇帝から逃げ、
臣下も弓を折って戦いをやめるでしょう。
秦末に起きた陳勝呉広の反乱がまさにこの例です。
といったことが書かれてたのが
窮鼠猫を噛むの由来だとされています。
ちなみに
陳勝・呉広の乱(ちんしょう・ごこうのらん)
と呼ばれる反乱は
中国秦末期に兵士であった陳勝と呉広が起こした
史上初の農民反乱であり、
秦を滅ぼすきっかけとなった出来事です。
窮鼠の使い方はどのようになってる?
それでは窮鼠の使い方は
どのようになっているのかと言いますと、
基本的に窮鼠という言葉は
窮鼠猫を噛む
と使うのが一般的となっています。
鼠が追い詰められているということは
絶体絶命の危機に陥ってるということなので
そんな状況の鼠は猫にも噛みつく
ということで使われています。
また、
追い詰められた鼠は
何をしてくるかわからないということから
あまり追い詰めないようにしよう
という意味でも使われていたりします。
ネズミの意味や由来はこちらも↓
窮鼠の意味や由来まとめ
窮鼠の意味や由来については
追い詰められて逃げ場を失った鼠(ねずみ)
となっています。
天敵に追われて逃げ場を失ったからこそ
窮地に追いやられた鼠
ということになっていますし、
そんな追い詰められた鼠は
猫に噛みつくように、
追い詰められると人は
何をするかわからないですので
人を追い詰めるような言動は
慎んだ方がいいと言えるでしょう。
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