秋の俳句には

秋時雨(あきしぐれ)

という季語が用いられる事がありますが、

 

秋時雨とは
どんな意味を持つ言葉なのでしょうか?

 

なので今回は

秋時雨の意味

についてまとめてみました。

スポンサードリンク

 

 

秋時雨とはこんな意味の言葉だった?

それで秋時雨とは
どのような意味を持つのかと言いますと、

 

秋の末に降るしぐれ

という意味であり、

 

ようするに、

秋の終わり頃に
降ってはすぐに止むにわか雨

という意味になります。

 

そして時雨(しぐれ)の意味としては

 

秋の末から冬の初めにかけて
ぱらぱらと通り雨のように降る雨

という意味を持っています。

 

秋の終わりからパラパラと降る雨

という事で
秋時雨と意味が重なってます。

 

 

秋時雨と時雨の違いとは?

時雨も秋時雨と同様に

秋の末から冬の初めにかけて
ぱらぱらと通り雨のように降る雨

という意味がありますが、

 

秋時雨と時雨には
どのような違いがあるのかと言いますと、

 

俳句の世界では「時雨」という言葉は

冬の季語

とされていました。

 

ですが、

時雨は意味としては
先ほどから説明している通り、

 

秋の終わりころから冬の初めにかけて
パラパラと降る雨

という意味になので
季節としては秋にも重なっています。

 

なので、

冬の季語として俳句で使われている
「時雨」と区別をつける意味で

 

秋の時雨は

秋時雨

という風に俳句で用いられてます。

 

同じ時雨でも
冬と秋とを分けるという事で

秋時雨

と呼ばれているというのは
なんともややこしいものだと思います。

 

スポンサードリンク

 

秋時雨とはいつ使う言葉なのか?

秋時雨とは
俳句だといつ使う言葉になるか?

と言いますと、

 

秋の末に降るしぐれ

という意味になりますので、

 

一般的な秋の終わり頃とされる

11月~12月頃

となっていますが、

 

俳句が主に書かれていた時期である
旧暦においては

二十四節気

によって季節を二十四等分してした。

 

そして、
旧暦においては

立冬(現在で言う11月7日頃)

から冬が始まるとされているので、

 

旧暦における秋の末は

寒露(10月8日頃)~立冬(11月7日頃)

とされていました。

 

なので、

10月頃からでも
秋時雨という言葉は用いられます。

 

 

秋時雨とはどんな意味かまとめ

秋時雨とはどんな意味かというと

秋の末に降るしぐれ

という意味であり、

 

普通の時雨との違いは

 

時雨:冬に使われる季語

秋時雨:秋に使われる季語

 

という風になっています。

 

なので、

もし秋の終わりころに
ぽつぽつとにわか雨が降るのなら

それは秋時雨という事になります。

 

それにしても

時雨が降る時期が秋か冬かで
呼び方も変わるのだなと思いますね。

 

スポンサードリンク