乾坤一擲(けんこんいってき )
という言葉を
最近目にしたと思いますが、
乾坤一擲とは
どんな由来や意味があるのでしょうか?
なので今回は
乾坤一擲の由来や意味
についてまとめてみました。
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乾坤一擲の意味はどのようになってる?
まず乾坤一擲とは
どんな意味になってるかと言いますと、
1.運を天に任せ、
一世一代の大勝負に出ること
2.自分の運命をかけて
のるかそるかの勝負に出ること
といった意味があります。
乾坤一擲の「乾」は天を意味していて
「坤」は地を意味しています。
なので「乾坤」とは
天地
を意味してる言葉になります。
そして「一擲」とは
ひとたびサイコロを投げること
という意味になります。
なので乾坤一擲とは
天(当たり)か地(はずれ)かを賭けて
サイコロを投げること
という意味になりますが、
天と地というのは
とても大きいものとなっていて、
まさにサイコロを投げて
天となるか地となるかという賭けは
自分の運命を賭けた一世一代の大勝負
という事になります。
だから、
乾坤一擲の使い方としては
乾坤一擲の大事業
といった感じで
社運を賭けて
大事業を行う時等に使われますし、
乾坤一擲の大勝負
といったように
ここぞという時に自分の運命を賭けて
勝負に出る事に使われます。
そして歴史においても
桶狭間の戦いでの織田信長のように
自分の運命を賭けて
一世一代の大勝負に出た事によって
見事勝利する事が出来たという例もあります。
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乾坤一擲の由来はどこから来てる?
それで乾坤一擲とは
どこから由来が来てるのかと言いますと、
中国・唐代の文学者である
韓愈の詩「過鴻溝詩」の一説に
龍疲虎困割川原
億万蒼生性命存
誰勧君王回馬首
真成一擲賭乾坤
という一説が存在していて
内容はというと
昔の中国の英雄、劉邦と項羽は
秦王朝を打倒した後に
覇者にならんと戦い続けてましたが
鴻溝の地にて天下二分を取り決めて停戦して
億万の命が救われたかに見えました。
ですが、
劉邦配下の張良と陳平が
項羽の兵は疲弊しているだろうから
馬首を返して退却する項羽軍を追撃するよう言いました。
そして項羽軍を追撃した劉邦は
項羽を垓下にて滅ぼしました。
といった内容です。
つまり乾坤一擲とは
上記の劉邦と項羽のエピソードを
自分の運命を賭けてサイコロを振るかのような
大勝負に出たと思った事からできた言葉です。
乾坤一擲の由来や意味まとめ
乾坤一擲の由来や意味については
以上となっています。
劉邦はまさに一世一代の大勝負に出た事で
項羽を滅ぼす事が出来たという事が由来になってますね。
(停戦しといて後から追い打ちをかけるというのは
卑怯くさい手段だとは思いますが。)
なので、
大博打とまでは行かなくても
チャンスがあると思ったら行動していかないといけませんね。
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