疾風怒濤(しっぷうどとう)
という言葉を
最近見た事があると思いますが、
疾風怒濤の意味は
どのようになっているのでしょうか?
なので今回は
疾風怒濤の意味
についてまとめてみました。
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疾風怒濤の意味はどうなってる?
それで疾風怒濤の意味は
どのようになっているのかと言えば
1.激しく吹く風と、激しく荒れ狂う大波
2.時代や社会が激しく変化すること
という意味を持っています。
まず「疾風」というのは
強く速い風
という意味を持っていますし、
「怒濤」には
荒れ狂う大波、激しく打ち寄せる波
という意味が存在しています。
なので疾風怒濤には
激しく吹く風と荒れ狂う大波
という意味を持っていますし、
社会や時代の激しい変化を
激しく吹く風や荒れ狂う大波に例えた言葉です。
激しい風や大波は
時代や社会を激しく変化させると思わせるほど
勢いが強いものなのだと感じます。
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疾風怒濤の意味の由来とは?
疾風怒濤の意味は
どこから由来が来ているのでしょうか?
元々疾風怒濤という言葉は
シュトルム‐ウント‐ドラング
と呼ばれるドイツ語の日本語訳で、
シュトルム‐ウント‐ドラングとは
18世紀後半のドイツで
若き日のゲーテやシラーなどを中心に興った
文学革新運動の事です。
18世紀のヨーロッパでは
理性による思考の普遍性と
不変性を主張する思想の
啓蒙思想
均整・調和といった
ギリシャ・ローマの古典古代を理想と考え
その時代の学芸・文化を模範として仰ぐ
古典主義
が主流となっていました。
しかし、
そんな啓蒙主義や古典主義に反対し
天才の感性・個性を重んじたり
理性に対する感情の優越を主張したのが
シュトゥルム‐ウント‐ドラング
という文学革新運動なのです。
そしてこの文学運動によって
後のロマン主義へと繋がっていく等、
過去から大きく変化する事になります。
なので、
シュトゥルム‐ウント‐ドラングという
文学革新運動が日本語で
疾風怒濤
と訳された事によって、
激しく吹く風と
激しく打ち寄せる大波を思わせるような
時代や社会の激しい変化
を意味する言葉となりました。
疾風怒濤の使い方は
疾風怒濤の使い方は
どのようなものがあるのかといえば
以下のようなものがあります。
疾風怒濤のごとく押し寄せる
疾風怒濤の荒れ狂う海へ乗り出す
まさに疾風怒濤の時代であった
ただ単純に
激しい風や波のように激しい様子
を表したものもありますし、
変化が激しい時代を表す意味として
使われる場合も存在します。
疾風怒濤の意味まとめ
疾風怒濤の意味については
1.激しく吹く風と、激しく荒れ狂う大波
2.時代や社会が激しく変化すること
となっています。
なので、
激しい風や波のような勢いがあったり
大きく状況が変化するような時に使いましょう。
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