教会等において

鎮魂歌(ちんこんか)

という歌がうたわれていますが、

 

鎮魂歌とは
どんな意味があるのでしょうか?

 

なので今回は

鎮魂歌の意味

についてまとめてみました。

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鎮魂歌の「鎮魂」とはどんな意味?

まず鎮魂歌にある
「鎮魂」とはどんな意味の言葉か

を見てみますと、

 

1.故人の魂をなぐさめ,しずめること

2.内にある霊魂をしずめること。たましずめ

 

といった意味があります。

 

「鎮魂」の「鎮」という文字には

 

1.押さえて安定させる。しずめる。しずまる。

2.おもし。押さえ。

3.中国で、地方の都市。

 

という意味が存在しますが、

 

鎮魂の場合だと

1.押さえて安定させる。しずめる。しずまる。

ということで、

 

・魂を押さえて安定させる

・魂をしずめる

 

という意味で
鎮魂という言葉が使われています。

 

ちなみに鎮魂というのは元々

たましずめ(鎮魂)

と呼ばれる祭儀から来ていて、

 

神道では、

生者の魂は不安定で、
放っておくと体から遊離してしまう

と考えられていたので、

 

遊離したもしくは
遊離しようとする生者の魂を鎮め

肉体に繋ぎ止めておくための儀式が

 

たましずめ(鎮魂)

と呼ばれる儀式になります。

 

生者つまり
生きている人の魂を繋ぎ止めておくための

たましずめ

が変化していった事で

 

故人の魂を慰めて鎮めるという意味で

鎮魂

という言葉が用いられるようになりました。

 

故人の魂を慰めるという事ですから

慰霊

と意味は似たようなものになります。

 

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鎮魂歌の意味はどのようになってるのか?

そしてそんな鎮魂が使われてる
鎮魂歌の意味はと言いますと、

 

1.故人の魂をしずめるための歌

2.鎮魂祭に歌われた歌

 

という意味があります。

 

鎮魂祭というのは

宮中で新嘗祭(にいなめさい)つまり
収穫祭にあたる儀式が行われる前日に

 

天皇,皇后,皇太子,
皇太子妃らの鎮魂を行って

寿命の長久を祈る儀式になります。

 

先ほども説明したように
鎮魂という言葉は元々

生きている人の魂を
繋ぎ止めておくための儀式

から来てる言葉となってますので、

 

天皇の魂を繋ぎ止めておくための儀式で
鎮魂歌を歌うという事になります。

 

そしてそれが転じて

故人の魂をしずめるための歌

として鎮魂歌が使われるようになりました。

 

 

鎮魂歌の意味まとめ

鎮魂歌の意味に関しては

 

1.故人の魂をなぐさめ,しずめること

2.内にある霊魂をしずめること。たましずめ

 

といった意味になっています。

 

何となく鎮魂歌と聞くと
故人の魂を鎮めるイメージでしたが、

 

元々は生きてる人の魂を
繋ぎ止めておく儀式の歌だった

というのを考えると
何とも意外な事実だと感じます。

 

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