茶番(ちゃばん)

という言葉を
見たことってあると思いますが、

 

茶番の意味は
どのようになっているのでしょうか?

 

なので今回は

茶番の意味

についてをまとめてみました。

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茶番の意味はどのようになってるのか?

それでは茶番の意味は
どのようになっているのかと言いますと

 

1.客のために茶の用意や給仕等をする者

2.手近な物などを用いて行う滑稽な即興寸劇

3.底の見えすいた下手な芝居やばかばかしい行為や物事

 

といった意味が存在しています。

 

そして「茶番」という言葉は現在では

下手な芝居とかばかばかしい行為や物事

という意味で用いられることが多くなってます。

 

 

茶番の由来はどこからきているのか?

それでは茶番の由来は
一体どこからきているのかと言いますと、

 

茶番というのは

茶番狂言

と呼ばれる滑稽即興寸劇の略称で、

 

江戸時代の歌舞伎劇場の楽屋では
大部屋の下級役者がお茶を給仕していたのですが、

 

当番にあたった役者は
手近な茶菓子などを用いるといった工夫を凝らして、

余興を見せるという習慣ができていました。

 

そんな歌舞伎の楽屋内で行われていた茶番狂言は
天明(1781~89年)には民間にも流行していきました。

 

そして茶番狂言には
「立茶番」と「口上茶番」の2つが存在していて、

 

「立茶番」はかつらや衣装を着けて
芝居のもじりをするもので

「口上茶番」は座ったまま色々の物品を取出し
それを材料に滑稽や洒落で落(おち) を付けるものです。

 

そんな
滑稽な即興寸劇を意味する茶番狂言から転じて

底が見え透いた下手な芝居やばかばかしい物事

といった意味で茶番が使われるようになりました。

 

茶番をするような下級役者は
芝居がうまいというわけではありませんので、

そんな役者が行うような即興寸劇というのは
そこが見え透いていて下手に見えるのかもしれません。

 

それにしても

滑稽な即興寸劇自体も
茶番をやっていた下級役者がやってたことなので、

 

茶の用意や給仕等をする者

という意味からきているようにも思えますね。

 

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茶番の使い方はこのようになる?

茶番の使い方としては

底の見えすいた下手な芝居やばかばかしい行為や物事

という意味で用いられますので
例としては以下のような感じになります。

 

合格者は事務所の力であのアイドルに決まっているのだから
こんなオーディションなんて茶番でしかない。

重要な会議だというから呼び出されてみれば
なんてこともないような話でとんだ茶番だった。

これ以上茶番に付き合わされるのは勘弁だ。

勝者が最初から決まっているゲームなんて茶番でしかない。

 

なので、

何かばかばかしいようなことがあった時に
茶番という言葉が使われます。

 

 

茶番の意味や由来まとめ

茶番の意味については

 

1.客のために茶の用意や給仕等をする者

2.手近な物などを用いて行う滑稽な即興寸劇

3.底の見えすいた下手な芝居やばかばかしい行為や物事

 

といった意味になっています。

 

現在では

底の見えすいた下手な芝居やばかばかしい行為や物事

という意味で用いられますので
そういった状況にあった時に使いましょう。

 

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