梅雨のシーズンに入ると

梅雨寒(つゆさむ、つゆざむ)

といった言葉がテレビなどで使われますが、

 

梅雨寒の意味は
どのようになっているのでしょうか?

 

なので今回は

梅雨寒の意味

についてをまとめてみました。

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梅雨寒の意味はどのようになっているのか?

それでは梅雨寒の意味は
どのようになっているのかと言いますと、

 

梅雨の時期にときどき訪れる季節はずれの寒さ

という意味になります。

 

「梅雨」の「寒さ」と書いて「梅雨寒」なので
そのまんまな意味の言葉となっていますね。

 

梅雨寒が起こる原因としては

オホーツク海高気圧が強まった時に生じる冷たい空気が
北日本の太平洋側や関東を中心に流れ込むことで

寒くなってしまうからなのです。

 

オホーツク海高気圧からもたらされる
冷たい空気が原因で梅雨寒になってしまうので、

 

梅雨寒になるときは必ずしも

晴れの日が少なかったり、雨の日が多い
というわけではなかったりするのです。

 

ちなみに

オホーツク海高気圧からもたらされる
冷たい空気が届くところは

 

季節外れとも入れる寒さになりますけども、
届かないところは寒くなりません。

 

なので、

同じ太平洋側でも西日本は
あまり梅雨寒に縁がなかったりするのです。

 

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梅雨寒は季語だといつ頃になるのか?

そして梅雨寒は季語として用いる場合、
いつ頃使われるのかと言いますと、

梅雨寒は仲夏に使われる季語となります。

 

仲夏というのは旧暦だと夏は

初夏、仲夏、晩夏

の3つの時期に区切られていましたので、
その真ん中の時期が仲夏ということになります。

 

そして仲夏というのは

陰暦5月(旧暦5月)の別名

ともされていまして、

 

陰暦5月は現在でいえば

6月上旬頃~7月上旬頃

とされていました。

 

もっとわかりやすく期間を区切る場合は

6月6日頃~7月6日頃

に梅雨寒という言葉が手紙などで用いられます。

 

6月6日頃からは

芒種(ぼうしゅ)

と呼ばれる西日本では梅雨入り頃の時期になりますし、

 

7月7日頃からは

小暑(しょうしょ)

と呼ばれる梅雨明けが近付いて
暑さが本格的になる季節になります。

 

なので、

梅雨の時期に訪れる寒さという意味を持つ
梅雨寒という言葉が季語として用いられるのも

 

芒種~小暑の前日まで

ということになるのです。

 

7月にも入れば流石に
梅雨の時期の寒さというのも

だいぶ和らいでくるように思えてきますからね。

 

 

梅雨寒の気温はどれくらいなのか?

そして梅雨寒というのは
大体どれくらいの気温から言うのでしょうか?

 

梅雨のシーズンとなる6月頃は

20度前後の気温にもなれば
薄着では少し肌寒いくらいになります。

 

そのうえ雨が降るとひんやりしてきますので
梅雨寒という言葉が使われるようになる気温は

最高気温20度以下

が大体の目安となっています。

 

確かに6月頃にこの気温は
肌寒いと感じるようになると思いますし、

梅雨寒という言葉を使うのに丁度いいように思います。

 

ちなみに梅雨の意味や由来についてはこちらで紹介してます↓

梅雨の意味や由来はこの6つの説から来ている?

 

 

梅雨寒の意味まとめ

梅雨寒の意味につきましては

梅雨の時期にときどき訪れる季節はずれの寒さ

という意味になっています。

 

一応梅雨の時期は季節で区切れば
夏の時期になると思いますし、

5月から暖かくなってきてるにも関わらず、

 

季節はずれな寒さが梅雨の時期の訪れるということで
梅雨寒と呼ばれているということですね。

 

それにしても、

梅雨寒の原因となっているのが
晴れの日が少ないことや雨の日が多いことではなく、

 

オホーツク海高気圧からもたらされる冷たい空気が
北日本の太平洋側や関東を中心に流れ込むから

というのがなんだか意外でしたし、

 

例え梅雨のシーズンに晴れの日があったり
雨の日がそんなに続かなかったとしても

梅雨寒はあるから寒さ対策はした方がいいでしょうね。

 

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