季節の挨拶として

~の候(こう)

と手紙で用いられることがありますが、

 

~の候の意味は
どのようになっているのでしょうか?

 

なので今回は

の候の意味

についてをまとめてみました。

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の候の意味はこうなっている?

~の候の意味は

時候や季節

となっています。

 

例えば、
6月の場合ですと季節の言葉として

入梅、梅雨、長雨

等が用いられますけども、

 

これらの季節の言葉に

 

入梅の候

梅雨の候

長雨の候

 

といった感じで「~の候」をつけることにより

 

梅雨入りの季節になりました

本格的な梅雨の季節になりました

長く雨が降り続く季節になりました

 

といった意味の挨拶となるのです。

 

なので、

手紙で書く際に
その時の時候や季節を表すということで

「~の候」という挨拶が使われるのです。

 

 

の候の使い方はこうなる?

それでは手紙の挨拶で

~の候

と用いる場合どのような使い方があるのかといえば、
例としてはこのような感じになります。

 

入梅の候、いかがお過ごしでしょうか

梅雨の候、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます

長雨の候、ますますご清祥のことと存じます

 

「~の候」という感じで
「~の季節になりました」という前置きをして

「いかがお過ごしでしょうか」という感じで
相手の安否を問う書き出しをするのです。

 

ちなみに手紙の最後の方には

くれぐれもご自愛ください

という相手を気遣うような言葉を用いましょう。

 

ご自愛の意味についてはこちらも↓

ご自愛専一とは意味と使い方はどうなってる?

 

 

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の候の由来はこうなってる?

そして

「~の候」の由来は
どのようになっているのかといえば、

 

もともと古い中国の暦で
360日(旧暦は1年360日でした)を

72等分した単位(5日間)

 

のことを意味する言葉でした。

 

旧暦で使われていた二十四節気の時期は

約15日間

となっていましたので、

 

その二十四節季の15日をさらに三等分して
五日間ずつに区切ったのが候なのです。

 

現在でいうところの
「週」みたいなものだと思ってもらえればと思います。

 

ちなみに候が二つで「旬」つまり
10日間を意味する単にとなっていて、

 

現在でも

上旬、中旬、下旬

といった感じで
一月を3つに分ける風習があります。

 

二十四節気をさらに3等分するというのも
なんかちょっとややこしい感じがしますね。

 

 

の候の意味まとめ

の候の意味につきましては

時候や季節

となっております。

 

だから、

季節とか時候というものを表すために
手紙の最初の方で

 

~の候

という言葉が使われています。

 

ちなみに似たような言葉として

~の折

も存在していますが、

 

「~の折」についてはこちらをご参照ください↓

の折の意味は 使い方はこうなってる?

 

 

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