8月を表す季語として

竹春(ちくしゅん)

という言葉を聞くと思います。

 

竹春という言葉には
どのような意味があるのでしょうか?

 

なので今回は

竹春の意味

についてまとめてみました。

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竹春の意味はこのようになっている?

竹春とはどんな意味が
存在する言葉なのかといいますと

 

1.陰暦8月の異称

2.竹の春

 

といった意味が存在しています。

 

陰暦8月というのは
今で言うと大体いつ頃を指すのか

といいますと、

 

陰暦8月は現在の暦である
新暦に直した場合ですと、

 

8月下旬から10月上旬頃

に当たる時期になるのです。

 

8月下旬から10月上旬頃という時期は

実質9月頃

ということになり、

 

竹春という
旧暦の8月を表す言葉は

現在でいうところの

 

9月頃

を表す言葉となってるわけです。

 

実際のところ
旧暦の8月という時期は

秋の深まる時期として使用されてます。

 

それにしても

旧暦から新暦に変わったことで
月にずれを感じていると思わされます。

 

ですので、

竹春という言葉は
どちらかというと9月に使う言葉であり、

 

8月頃に使うのは
正しいとは言えないでしょう。

 

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竹春の意味はここからきている?

竹の春と書いて
竹春(ちくしゅん)となりますが、

 

なぜ9月頃(旧暦8月)の季語にも関わらず
「春」とついてるのかといいますと、

 

9月頃になると
竹の葉が新緑になるから

というのが由来となっています。

 

植物といえば通常は

春の時期になると
新緑が生い茂ってきますし、

秋の時期になると
落葉を始めるのが基本となります。

 

ですが、

竹の場合は
普通の植物とはちょっと違っていて、

 

竹は春の時期に落葉したり
タケノコが出るなどして

どちらかといえば衰えたり
新たな命が芽吹く時期になり

 

秋の時期になれば
タケノコが立派な竹に成長する時期になり

青々とした新緑が生い茂る時期になります。

 

普通の植物は
春頃に新緑が生い茂るわけですから、

 

そこから

9月(旧暦8月)は
竹の新緑が生い茂る時期だから

 

竹の春=竹春

という風になったのです。

 

秋頃が竹にとっての春だから
竹春となったというのは

何とも面白いものだと思いますし、

 

植物にとっての春は

人間にとっての季節とは
少々違ってくるものなのだと思います。

 

 

竹春の意味まとめ

竹春の意味としましては

 

1.陰暦8月の異称

2.竹の春

 

といった意味となっています。

 

竹にとっての春が
旧暦の8月つまり今の9月

という意味から来てるわけです。

 

そして、

植物が新緑をつける時期は
何も春ばかりではないと分かったし、

 

探してみると

他にも秋に新緑となる植物も
あるのかもしれないと思います。

 

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