ネット上で

中興の祖(ちゅうこうのそ)

という言葉を見たと思いますが、

 

中興の祖とは
どんな意味の言葉なのでしょうか?

 

なので今回は

中興の祖の意味

についてまとめてみました。

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中興の祖の意味はこのようになってる?

中興の祖とは
どのような意味なのかと言いますと、

 

1.中興の業を成し遂げた祖先、先人

2.衰退し危機的状況に陥ったものを
 再び興して盛んにした人

 

といった意味を持っていて、
寺院では中興開山と呼ばれています。

 

そして中興の祖の「中興」の意味は

いったん衰えた物事や状態を
再び盛んにすること

となっていて、

 

「祖」という言葉には

祖先、先代以前の人々

という意味がありますので、

 

中興の祖(ちゅうこうのそ)とは、
一般に「名君」と称される君主または統治者のうち、

長期王朝、長期政権の中途、かつ危機的状況後に政権を担当して
危機からの回復を達成し、

政権の安定化や維持に多大な功績があったと
歴史的評価を受ける者をいう[1]。

 

と書かれているように、

過去に衰退して危機的状況に陥った時に
回復させて再び盛んにさせる事ができた先人

のことを中興の祖と呼んでるのです。

 

国や企業などは
創業の後に繁栄する時期がありますが、

 

年月とともに
危機的状況に陥る場合があります。

 

そんな時、

いかに国や企業を立て直して
危機的状況を回避する事ができるか

というのは重要になってきますし、

 

そんな危機的状況の回避に成功して
再び盛り上げる事ができた先人の事を

中興の祖

と呼んでいるのでしょう。

 

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中興の祖の意味ってどんな人に適用されるの?

中興の祖という言葉の意味は

衰退し危機的状況に陥ったものを
再び興して盛んにした先人

に対して言われていますが、

 

中興の祖と言われている
歴史上の人物で当てはまる人物と言えば

 

有名なところだと

徳川吉宗

がまず挙がるでしょう。

 

徳川吉宗といえば

 

・目安箱の設置

・足高の制の施行

・公事方御定書の制定

・新田開発の奨励

・堂島米市場の公認

・相対済令

・上米の制

 

等の

享保の改革

と呼ばれる改革を実行して、

 

財政難に陥っていた江戸幕府を安定させ
立て直すことに成功しました。

ですので、

衰退の危機に陥っていた
江戸幕府の政権を立て直したとされ

 

徳川吉宗は
中興の祖と後の歴史で語られているのです。

 

ちなみに中興の祖を

物事や状態を中途で盛り上げた人物

という風な意味で使う事がありますが、

 

中興の意味が

いったん衰えた物事や状態を
再び盛んにすること

という意味である事を考えると
間違った使い方となります。

 

 

中興の祖の意味まとめ

中興の祖の意味は

 

1.中興の業を成し遂げた祖先、先人

2.衰退し危機的状況に陥ったものを
 再び興して盛んにした人

 

という意味になります。

 

なので、

危機的状況に陥った時に
それを再び盛んにした人に対して

 

中興の祖

という言葉を用いましょう。

 

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