馬耳東風(ばじとうふう)

という言葉を
耳にした事があると思いますが、

馬耳東風の意味は
どのようになっているのでしょうか?

 

なので今回は

馬耳東風の意味

についてまとめてみました。

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馬耳東風の意味はどうなってるのか?

馬耳東風の意味は
どのようになっているのかと言いますと、

 

1.人の意見や批判などを心に留めず聞き流すこと

2.何を言われても反応を示さないこと

 

といった意味が存在してます。

 

馬耳東風の「馬耳」とは

馬の耳

という見てわかるとおりの意味になってて、

 

「東風」というのは

東から吹く風という事で春風

を意味する言葉です。

 

つまり、
馬耳東風という言葉は

馬の耳元に春風が吹く

ということであり、

 

人は東からの暖かく心地よい春風が吹くと
春の訪れを感じて喜ぶのですが、

馬の耳に春風が吹いても
馬は何の反応も示してないように見える

 

という意味になります。

 

なので、

馬の耳に春風が吹いても
馬が何の反応もしないように見える事から転じて

 

他人からの注意や批評を聞いても心に留めず聞き流す

という意味を持つ言葉として

 

馬耳東風

という言葉になったのです。

 

まぁ実際のところ

馬の耳に春風が吹いても
本当に馬は何の反応も示してないのか

人間には簡単には分からないかと思いますが。

 

また、
馬耳東風という言葉は

人の意見や批判などを心に留めず聞き流す

という事から、

 

「どんな事を言われても動じない人」

という風にも表現できる反面、

 

「他人から注意や批評をされても聞き流して
全く反省をしない人」

みたいな意味でもつかわれています。

 

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馬耳東風の由来はどこから来ている?

それで馬耳東風という言葉は
どこから由来が来てるのかと言えば

 

李白の詩の

「王十二(おうじゅうに)の寒夜独酌(かんやどくしゃく)
懐(おも)い有(あ)るに答(こた)う」

にある、

 

「世人此これを聞きて皆頭こうべを掉ふる、
東風の馬耳を射るがごとき有り」

(現代で言うと

「世間の人はせっかく作った詩を聞いても
皆頭をふって分からないと言い、

まさに春風が馬の耳に吹きつけるようなものだ」

という内容になります。)

 

と書かれた文章が由来となってます。

 

どんなに素晴らしい歌や俳句を作っても
世間の人は何にも感じずに聞き流す事が

春風が耳に吹きつけても何の反応も示さない馬のようだ

 

といった感じの例えが由来になってる
という事になります。

 

 

馬耳東風の意味まとめ

馬耳東風の意味については

 

1.人の意見や批判などを心に留めず聞き流すこと

2.何を言われても反応を示さないこと

 

といった意味になります。

 

人からの批判などに動じない人

みたいな風にも見えますが、

 

悪く言えば

何を言われても反省しない人

という風にもなりますので、
注意が必要かなと思えてきます。

 

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