七五三の儀式の一つとして

髪置き(かみおき)

というものが存在しますが、

 

髪置きとは
どのような意味を持つ儀式なのでしょうか?

 

なので今回は

髪置きとはどんな儀式なのか?

についてまとめてみました。

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髪置きとはどんな意味がある儀式なの?

まず髪置きとは
どんな儀式なのかと言いますと、

 

幼児が頭髪を剃ることをやめて伸ばしはじめるときの儀式。
髪立,櫛置などともいう。
平安時代末期から行われた。

綿帽子,白髪になぞらえた白糸などを頭上に置いて祝う。

公家では2歳で,武家では3歳の
11月 15日にこれを行い,

5~6歳になると髪削 (かみそぎ) ,
深曾木 (ふかそぎ) といって
将来の生髪を祝う儀式を行う習慣があった。

 

といった感じの儀式になります。

 

平安時代頃は男女ともに
3歳までは髪を剃っていました。

 

そして、
3歳の誕生日を迎えた時に

もう赤ん坊ではない

という意味を込めて

 

綿白髪を頭にかぶせて
頭の頂に白粉(おしろい)をつけ、

くしで左右にすいて祝う髪置きが
3歳の時に行われており、

 

それが時代とともに
七五三として形を変えていき、

 

3歳ころになると

子供の成長を祝う

ということで七五三が祝われるのです。

 

少し前にも

袴着(はかまぎ)

という儀式について
紹介をしていましたけど、

 

(袴着について詳しくはこちら↓
袴着の意味ってどんなものになってるの?)

 

髪置きも袴着と同様に
昔から行われてる子供の成長の儀式が

時代とともに変化したものだと感じます。

 

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髪置きとはこんな意味も存在している

そして髪置きは

赤ちゃんから子供へと
成長するという意味で、

 

3歳まで剃っていた髪の毛を
伸ばし始める儀式になりますが、

 

むかしは男の子だけではなく
女の子まで髪の毛を剃っていたというのは

なんだか意外に感じますが、

 

その理由としては

乳児の頃に髪の毛を剃っておくと
やがて健康な髪が生えてくるから

と信じられていたからです。

 

そして、

3歳になって
初めて髪の毛を生やし始める時に

 

髪置きの儀式を行って

髪が白くなるまで長生きするように
という願いが込められているのです。

 

だからこそ、

綿白髪を頭にかぶせて
頭の頂に白粉(おしろい)をつけ、

くしで左右にすいて祝う

という儀式の方法が行われてるのでしょう。

 

 

髪置きとはどんな意味の儀式なのかまとめ

髪置きとは
どのような意味のある儀式かというと

 

赤ん坊から子供へと成長する際に
髪を伸ばし始める儀式となります。

 

ですが近年では

赤ちゃんでも髪を伸ばすのは
当たり前となってますし、

 

それがだんだん時代の変化とともに

子供の成長を祝うという事で
七五三へと変化したのでしょう。

 

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