冬になって雪が積もると

かまくら

が作られることが多くなりますが、

 

かまくらとはどんな意味があって
由来はどこから来ているのでしょうか?

 

なので今回は

かまくらとはどんな意味で由来はどこから

についてまとめてみました。

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かまくらとはどんな意味があるの?

かまくらとはどんな意味があるかといえば

雪をくりぬいて作る家、雪室

という意味が基本になります。

 

ただ、元々かまくらとは

秋田県各地で旧暦の小正月(1月15日頃)に
行なわれてきた子どもの行事のことで

 

地域によって違いは存在するものの
一番有名な横手市の「横手のかまくら」(2月15日)では

 

井戸端や路傍に雪を積み立て
縦横2m前後のかまど形の雪室を作り、

内部の正面に祭壇を設けて水神をまつる

 

という行事になっています。

 

雪室の中には餅,ミカン,甘酒などを供えて
子供たちもそれを食べますし、

 

通行人は餅や賽銭を供えて
子供たちはそれに対して甘酒をふるまいます。

 

かまくらには雪で作った家以外にも
秋田に伝わる行事としての側面もあるのです。

 

ちなみにかまくらという行事の起源は

 

旧暦1月14日の夜に四角い雪の箱を作って

その中で門松やしめ縄といった
神様の寄り代(よりしろ)を入れて

お神酒や餅を供えてから焼く行事と、

 

雪の降る時期に水不足になりやすいことから
井戸のそばに雪穴を作り水神様を祀る行事、

鎌倉大明神を祀る行事、

 

米を食い荒らす鳥を追いはらい
豊作を願う鳥追いの行事、

子どもたちが積もった雪に穴をあけて、
その中に入って遊ぶ雪遊び

 

等が融合してかまくらの行事が誕生した
という説が存在しています。

 

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かまくらとは由来はどこから来ている?

それでかまくらとは
どこから名前の由来が来ているのでしょうか?

 

かまくらの由来については
いくつか諸説が存在しています。

 

 

「かまど」と形が似ている説

雪で作られるかまくらの形は

かまど(竃)

と形が似ているというのもありますし、

 

かまくらの中にしめ縄などを入れて焼いてたから

竃蔵(かまくら)

と呼ばれるようになったという説です。

 

 

鎌倉大明神を祀ったから

古い書物によると

 

かまくらの側に
鎌倉大明神の旗が立てられてる絵や

鎌倉大明神を祀った

 

とも書かれていることから

 

鎌倉大明神を省略して
「かまくら」と呼んだのが由来だと言われてます。

 

 

神座(カミクラ)からかまくらになった

雪室は神様を祀っている「神座(カミクラ)」だから

神座(カミクラ)が「かまくら」へと変化した

という説になります。

 

 

鎌倉景政を祀った

永保3年(1083年) – 寛治元年(1087年)にかけて
東北地方を舞台として行われた

後三年の役

で活躍をした平安時代後期の武将である

 

鎌倉景正(かまくら かげまさ)

を祀ったからだとも言われています。

 

 

鳥追い歌の歌詞から

関東・東北地方の小正月の行事として

子供たちが鳥追い歌をうたって、
鳥追い棒と称する杓子や棒などで鳥を追うしぐさをする

 

鳥追い

という行事が存在していますが、

 

その鳥追い歌の中に

鎌倉殿

という歌詞が存在していることから

 

「かまくら」

になったという説があります。

 

 

かまくらとは意味や由来はまとめ

かまくらの意味や由来については以上です。

 

それにしてもかまくらは
ただの雪で作った家というだけでなく

秋田の行事でもあったのはなんか意外でしたね。

 

そして「かまくら」という名前ですが
鎌倉幕府とはそんなに関係なさそうですね。

 

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