秋とつくことわざの1つに

物言えば唇寒し秋の風
(ものいえば くちびるさむし あきのかぜ)

というものが存在しますが、

 

物言えば唇寒し秋の風とは
どんな意味のことわざなのでしょうか?

 

なので今回は

物言えば唇寒し秋の風の意味

についてまとめてみました。

スポンサードリンク

 

 

物言えば唇寒し秋の風の意味はどうなってる?

それで

物言えば唇寒し秋の風とは
どんな意味の言葉なのかというと、

 

1.人の悪口を言えば
 後味が悪く、寂しい気持ちがするという例え

2.余計な発言はそれが原因で災いのもとになる事

 

という意味になり、

 

松尾芭蕉の書いた句が
由来になっているとされています。

 

秋の寒い時期に
物を言うために口を開くと

秋の冷たい風が唇に触れて
口元がとても寒い気分になります。

 

なので、

秋の冷たい風で
唇が寒い気分になるのと同じく

 

人の欠点だとか悪口を言った後は

後味の悪い気分になったり
寂しい気持ちがして来るという意味で

 

物言えば唇寒し秋の風

ということわざが
用いられるという事です。

 

誰かの悪口を言った後というのは

何となく自分自身の
人間としての器の小ささ等を実感して

むなしい気分がしてくるのだと思いますし、

 

それを唇に吹きつけてくる
冷たい秋の風にたとえたのは

なかなかうまいものだと思います。

 

スポンサードリンク

 

物言えば唇寒し秋の風の意味はもう1つはどうなる?

そして

物言えば唇寒し秋の風

ということわざにはもう1つ

 

余計な発言はそれが原因で災いのもとになる事

という意味がありますが、

 

これは先ほどの

誰かの悪口を言った後は
後味が悪い思いをする

という意味から転じた言葉であり、

 

人のことを悪く言ったら
それによって自ら余計な災難を招く

という事になります。

 

ちなみに、

物言えば唇寒し秋の風

という句の前には

 

「人の短をいふ事なかれ己が長をとく事なかれ」

とあり、

 

人の短所を言ったり、
自分の長所を自慢したりしないようにしよう、

そしたら後で後味の悪い気持ちになる

 

という意味になりますし、

 

そこから転じて

口は災いのもと

という風な意味になるわけです。

 

実際のところ

人のことを悪く言うのは
自分のためになることでありませんし、

 

人を悪く言う事で
自分の格を下げるようなことにもなります。

 

そして、

本当に優れてる人というのは
みだりに人を悪く言ったりしない人です。

 

 

物言えば唇寒し秋の風の意味まとめ

物言えば唇寒し秋の風の意味は

 

1.人の悪口を言えば
 後味が悪く、寂しい気持ちがするという例え

2.余計な発言はそれが原因で災いのもとになる事

 

という意味になります。

 

他人のことを悪く言うのは
自分にとっても後味の悪い事ですので、

決して人を悪く言わないようにしましょう。

 

スポンサードリンク