似たような言葉として

 

・残滓(ざんし、ざんさい)

・残渣(ざんさ)

 

の2つの言葉がありますが、

 

残滓と残渣には
どのような違いが存在するのでしょうか?

 

なので今回は

残滓と残渣の違い

についてまとめてみました。

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残滓とはどんな意味なのか?

まず残滓の意味ですが

残滓の意味はどのようになっているのか?

でも解説をしているように

 

1.容器などの底に残っているかす。残りかす。

2.何かが取り除かれた後に残っているもの

 

といった意味があります。

 

つまり、

何かが無くなったりした後に
残った者に対して使う言葉です。

 

基本的に

よい部分や必要な部分を
取り除いた後に残るもの

に対して残滓と使われる場合が多いです。

 

例えば、

食パンを使って
サンドイッチを作る時に

 

耳以外の部分を使って
食パンの耳だけ余ってしまった場合、

 

食パンの耳は

食パンの残滓

ということになります。

 

 

残渣とはどんな意味なの?

その一方で

残渣

の意味はどうなってるのかといいますと、

 

溶解・濾過(ろか)などのあとに残った不溶物。
残りかす。

という意味があります。

 

他にも医療現場では

口内や消化器内にある食べ残り

のことも呼んでいます。

 

そして溶解の意味としては基本的に

溶けること、溶かすこと

という意味のほかにも、

 

気体・液体・固体が他の固体や気体と混ざる事

という事になりますし、

 

濾過の意味として

液体をこして混じり物をのぞくこと

という意味があります。

 

簡単に例えたら、

溶解:水に塩を混ぜて塩水を作る

濾過:塩水から塩を引いて水にする

といった感じになります。

 

ですので、
残渣というのは

溶解や濾過を行って混ぜたり
取り除いたりした後に残ったもの

ということになるわけです。

 

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残滓と残渣の違いとは?

残滓と残渣は
似たような意味に感じられると思いますが

違いをつけるとしたら

 

残渣は溶解や濾過の残りかすにのみ使われる

ということでしょう。

 

残滓も同じように

取り除かれた後に残ってるもの

という意味はあるものの、

 

溶解の後の残りかす

には当てはまらないかと思いますし、

 

濾過のみに限らず

何かが取り除かれたとき全般に
使う言葉となっています。

 

また、

残滓は例えとして
使われることが多い言葉ですが、

 

残渣は例えとして使われることは殆どない

というのも違いになるでしょう。

 

実際に

残渣という言葉が
例えで使われてるところは見ませんし。

 

 

残滓と残渣の違いまとめ

残滓と残渣の違いは

 

・残渣は主に溶解や濾過で使われる

・残滓は例えでよくつかわれる

 

といったところが違いになります。

 

ですので、
例えで使う場合には

残滓

という言葉を使いましょう。

 

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