春宵一刻値千金
(しゅんしょういっこくあたいせんきん )

という言葉を
耳にした事があると思いますが、

 

春宵一刻値千金の意味は
どのようになっているのでしょうか?

 

なので今回は

春宵一刻値千金の意味

についてまとめてみました。

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春宵一刻値千金の意味はどうなるのか?

春宵一刻値千金の意味は
どのようになってるのかと言いますと

 

春の夜はなんともいえないような趣があって
ほんのわずかな時間でも千金もの値打ちある

という意味になっています。

 

宵(しょう)という言葉は
夜を表す意味を持ってますので、

 

「春宵」に関しても

春の夜

という意味になっているわけです。

 

また「一刻」という言葉にしても

わずかな時間

を意味する言葉となっていて、

 

現在で言うところの

約30分

を時間として表しています。

 

そして「千金」は
大金を意味する言葉となってますので、

 

値千金ということで

千金つまり大金に値する

という事になるのです。

 

なので、
春宵一刻値千金の意味は

春の夜のひとときの時間は
大金に値する値打ちがある

という事になるのです。

 

春の夜のわずかな時間が
大金に値するというのは

昔の人にとって春の夜というのは
趣が深いものだったのかもしれないですね。

 

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春宵一刻値千金の由来はどこから来てる?

春宵一刻値千金の由来は
どこから来ているのかと言えば

 

蘇軾(そしょく)と呼ばれる
中国北宋代の政治家書いた詩・「春夜」に

 

春宵一刻値千金
花有淸香月有陰

歌管樓臺聲細細
鞦韆院落夜沈沈

 

春宵一刻 直千金
(しゅんしょう いっこく あたいせんきん)

花に清香有り月に陰有り
(はなに せいこう ありつきに かげあり)

歌管楼臺聲細細
(かかん ろうだい こえさいさい)

鞦韆院落夜沈沈
(しゅうせん いんらく よるしんしん)

 

が基となっていて
その意味は現代で言うところだと

 

春の夜はすばらしく
ひとときの時間が千金に値する程貴重だ

花のいい匂いが漂い
月はいい具合に霞んでいる

高殿から聞こえていた歌声や管弦の音は
今ではすっかりと静まり返って

中庭ではブランコがゆったりと揺れ
夜は静かにふけていく

 

といった内容となってます。

鞦韆という言葉は
現在で言うところのブランコになるわけです。

 

難しく思いますが
この詩を見たところだと

 

花のいい香りが漂って
月の光もおぼろげに霞んでいる

春の夜のひとときが千金に値する

 

という事なのだろうと思いますね。

 

また、

歌や舞などでにぎわった後の静寂は
春の夜の価値を高めているとも言えますね。

 

 

春宵一刻値千金の意味まとめ

春宵一刻値千金の意味は

春の夜はなんともいえないような趣があって
ほんのわずかな時間でも千金もの値打ちある

となっています。

 

春の夜の静けさというのは
趣があるものなのかもしれませんので

浸ってみると良いのかもしれないです。

 

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