たまにネット上で

未曾有

なんて言葉を見ますが、

 

未曾有とはどんな意味で
読み方などもどうなってるのでしょうか?

 

なので今回は

未曾有の意味

についてまとめてみました。

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未曾有の読み方はどうなっている?

それで未曾有とは
読み方はどうなってるかというと

 

未曾有(みぞう)

という読みとなっています。

 

この未曾有という言葉は
珍しい感じの読みになってますが、

 

「未だ曾(かつ)て有(あ)らず」

という言葉を訓読みしたものとなっています。

 

ちなみに、
曾という漢字には

かつて、以前に

という意味が存在していますので
上記のような意味になっています。

 

 

未曾有の意味はこのようになっている

そして未曾有という言葉には
どんな意味が存在してるのかと言いますと、

 

1.今まで一度もなかったこと

2.きわめて珍しいこと

3.十二分経の一

 

といった意味を持ってます。

 

十二分経の一というのは

仏や菩薩(ぼさつ)による奇跡を記した経典

のことを言います。

 

未曾有の読み方も元々

「未だ曾(かつ)て有(あ)らず」

という読み方であったと考えると、

 

上記のような意味となってるのは
納得がいくものかと思います。

 

ちなみに未曾有は元々

・adbhuta(アドゥブタ)

という仏教用語が
漢訳された言葉となっており、

 

仏の功徳の尊さや神秘なことを
賛嘆する意味の言葉となってます。

 

仏が起こす功徳や神秘な事というのはまさに

 

今まで一度もなかったこと

きわめて珍しいこと

 

と言えるでしょうし、

 

未曾有も仏教用語ということで
いい意味で使われていたのですが、

 

鎌倉末期には原義が転じて

いい意味だけでなく悪い意味でも
未曾有という言葉が使われるようになり、

 

現在においては

「未曾有の危機」

みたいな言葉のように
悪い意味で使われる事が多いです。

 

確かに未曾有という言葉は
悪い意味で使われてるのを目にします。

 

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未曾有の意味は空前絶後とどう違う?

未曾有と似たような意味の言葉として

空前絶後(くうぜんぜつご)

という言葉が存在しています。

 

(空前絶後の意味についてはこちら↓
空前絶後はどんな意味で使い方は?)

 

空前絶後と未曾有では
どんな違いがあるかと言いますと、

 

未曾有も空前絶後も

一度もなかった事、例が無かった事

という意味では共通していますが、

 

空前絶後の方は

今後もあり得ないであろうこと

という意味も持ち合わせています。

 

だから、
未曾有と空前絶後の違いとしては

 

未曾有:珍しいけど今後もあり得そうな事

空前絶後:今までに例が無く今後もまずない事

 

という違いになってます。

 

 

未曾有の意味まとめ

未曾有の意味に関しては

 

1.今まで一度もなかったこと

2.きわめて珍しいこと

3.十二分経の一

 

という意味になっています。

 

なので、

今まで一度もないような事に対して
未曾有という言葉を用いましょう。

 

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