蜂の一刺し(はちのひとさし)

という言葉を見たことがあると思いますが、

 

蜂の一刺しの意味や由来は
どのようになっているのでしょうか?

 

なので今回は

蜂の一刺しの意味や由来

についてをまとめてみました。

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蜂の一刺しの意味はこうなってる?

それで蜂の一刺しの意味は
どのようになっているのかと言えば

 

自分の命をかけて相手に対して
致命傷となる一撃を与えること

という意味になっています。

 

 

蜂の一刺しの由来はどこから来ている?

蜂の一刺しの由来は
どこから来ているのかと言いますと、

 

ミツバチは一度刺したら命を失ってしまうから

というところから、

 

自分の命をかけて
相手に致命的な一撃を与えるということで

蜂の一刺し

という言葉になりました。

 

ちなみになぜミツバチは
一度刺しただけで命を失うのかと言えば

 

ミツバチの働き蜂の針には

「逆棘」

と呼ばれるノコギリの歯のようなものが存在していて

 

皮膚を刺すと逆棘が引っかかってしまい
ミツバチの針が抜けなくなってしまいます。

 

しかしその一方で
ミツバチの方も針が抜けなくなってしまうので

 

無理に針を抜こうとしてミツバチは
腹部の末端がちぎれてしまうのです。

 

そして腹部が千切れてしまえば
ミツバチは自由にはなるのですが、

しばらくしたら命を失ってしまうのです。

 

なのでミツバチは

自分の命をかけて
相手に対して致命的な一撃を与えてるのです。

 

ちなみに
針には腹部の末端も残っているので

腹部の末端にある毒を蓄めている毒嚢から
針に向かって毒を送り続けます。

 

なので

ミツバチに刺されたままにしておくと
体に毒が注入されることになりますので

とても恐ろしいことだと思いますね。

 

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蜂の一刺しの由来はここから来ている?

「蜂の一刺し」という言葉が
知られるようになった由来としては

 

ロッキード事件

がきっかけだとされています。

 

ロッキード事件というのは
1976年(昭和51年)2月に明るみに出た

 

当時、総理大臣であった田中角栄が

自衛隊に米国ロッキード社の戦闘機を導入する見返りとして
ロッキード社から賄賂を貰ったとされる

世界的な大規模汚職事件のことです。

 

そしてロッキード事件の裁判で

当時の首相秘書官の榎本敏夫夫人の
三恵子さんが裁判の証人として

 

「(夫の)榎本が5億円の受領を認める発言をしていた」

と証言していて、

 

夫に不利な法廷証言を行なった心境を

「ハチは一度刺したら命を失うと申しますが、
人を刺すという行為で私も失うものが大きいと思います」

と語ったことから

 

蜂の一刺し

と呼ばれるようになったとされます。

 

まさに一度敵を刺したら命を失う蜂のごとく

不利な証言をすることによって
自分の立場などを失ってしまう

ということなのかもしれませんね。

 

 

蜂の一刺しの意味まとめ

蜂の一刺しの意味については

自分の命をかけて相手に対して
致命傷となる一撃を与えること

となっています。

 

だから、
蜂の一刺しというのはまさに

捨て身の一撃で相手に大ダメージを与える

ということなのでしょう。

 

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