危急存亡の秋(ききゅうそんぼうのとき)

ということわざを
目にしたと思いますが、

 

危急存亡の秋とは
どんな意味の言葉となるのでしょうか?

 

なので今回は

危急存亡の秋の意味

についてまとめてみました。

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危急存亡の秋の意味はどうなっている?

危急存亡の秋とは
どんな意味なのかと言いますと、

 

生き残れるか滅びるかの
極めて危うい瀬戸際

という意味があります。

 

危急存亡の秋の「危急」には

危険・災難がさし迫っていること

という意味がありますし、

 

「存亡」という言葉には

1.存在と滅亡

2.存続するか消滅するか

という意味が存在しています。

 

だから、
危急存亡というのは

存在するか滅亡するかの
危険・災難が迫っている

という意味になります。

 

ちなみになぜそんな
生き残れるか滅びるかの瀬戸際に

という季節が用いられるかと言いますと、

 

一日千秋の意味と一日三秋との違いは?

という記事でも解説してますが、

 

「秋」という時期は
穀物などの収穫が行われる時期であり、

1年の中でも総決算と言える季節なのです。

 

特に昔は

農作物の収穫というのは
とても大事な時期となっていましたので、

 

1年で一番大事な時期という事で

秋(とき)=時(とき)

と結び付けられていますし、

 

秋に穀物などの収穫物がとれなくなる
というのまさに

 

組織や集団が生き残るか滅びるかの
極めて危うい瀬戸際

と言える状況だと思います。

 

なので秋は
1年で重要な時期という事で

危急存亡の秋

ということわざに用いられているのです。

 

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危急存亡の秋の由来はどこから来てる?

そんな危急存亡の秋という

存続するか滅びるかどうかの
極めて危うい瀬戸際

という意味のことわざは
どこから由来が来ているのかというと、

 

三国志に登場する諸葛亮が
蜀の皇帝である劉禅に奉った

『出師の表』

にある言葉が由来となっていて、

 

内容はざっくりと

 

前の皇帝(劉備)の始めた
漢王朝の再興という事業が

まだ半分もいかないうちに
中途半端なところで崩御なさいました。

 

今、天下は魏、呉、蜀の三国に分かれ

自分達の国である蜀の領地である
益州の地はとても苦しい経済状況です。

 

まさに存続するか滅びるかの
大事な時(危急存亡の秋)なのです。

 

といった感じの内容です。

 

まさに蜀の国が現在
瀬戸際に立たされてる状況である

と言う事を諸葛亮こと孔明は
劉禅に説いたわけです。

 

まぁなんだかんだで

孔明が没後も蜀の国は
30年くらいは存続することにはなるのですが。

 

 

危急存亡の秋の意味まとめ

危急存亡の秋の意味は

 

生き残れるか滅びるかの
極めて危うい瀬戸際

 

という意味になります。

 

ですので、

大きな組織だとか集団が
滅びるか存続するかの瀬戸際に

使用する言葉となります。

 

例えば、

会社が存続するか倒産するか

と言ったときに
危急存亡の秋を用います。

 

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